ボイセンベリー
♪トゲのないベリーです♪
簡単に育てられる!
樹からもいでそのまま楽しいおやつに。
寒さにあまり強くありませんので、どちらかといえば暖地向けです。
寒冷地では鉢植え栽培をおすすめします。
樹高が低く、1本でもよく実をつけます。
普段、完熟果実はなかなか口に出来ません。
そのまま食べることも出来るほか、
シフォンケーキのクリームに添えたり、ジャムにしても楽しめます。
ボイセンベリーの花
ベリーの宝石、豊富な栄養価のミラクルベリー
ボイセンベリー(ボイズンベリー) はローガンベリーとデューベリーの交配品種と言われています。
「ベリーの宝石」や「ミラクルベリー」と呼ばれるほど栄養価が高く、ポリフェノールがブルーベリーの6倍も含まれており、健康果実として有名です。ニュージーランドではとてもよく生産されています。日本では滋賀県や香川県で栽培され、果実が出荷されています。
ボイセンベリーの収穫は6月中旬頃。赤黒い果実です。真っ黒近くなるまで完熟すると、適度な酸味と十分な甘さでおいしい。柔らかい食感です。赤が残った果実は酸味が強いです。完熟果は日持ちしません。
やせ地でも育ちます。非常に生育旺盛すぎるくらいで豊産性です。暑さにも乾燥にも強く、とっても作りやすく、簡単に実をつけます。
つる性で半トゲ性です。半トゲ性とは生長とともに枝によっては小さなトゲが生えることがあります。販売苗木としてはトゲがある苗はほぼ見ないのですが、伸びる枝によってはトゲがある場合があります。ということでトゲが邪魔な場合は、トゲを持ったツルは生え際で切ってください。
ブラックベリーとラズベリーは同じキイチゴの仲間ですが性質に少し違いがあります。耐寒性ではラズベリーのほうが強く、ブラックベリーは少し劣ります。逆にラズベリーは涼しいところが好きで、ブラックベリーは乾燥や暑さに強いです。三重県ではどちらも庭植えで育ちますが、北国ではラズベリー、南国ではブラックベリーのほうが育てやすいです。
果実は小さな球形の実の集合体で、一つ一つに種子が入っています。種はゴマ程度の大きさで、種ごと食べられるますが。種はやや口当たりが悪いですが、優れた風味・甘味・酸味がありジャムや洋菓子などによく用いられています。ブラックベリーの果実にはブルーベリーの約6倍のアントシアニンが含まれています。抗酸化能力があり、健康フルーツとして注目されています。ラズベリーと違い、ポロっとは取れませんので、ヘタをつけたまま鋏などで切り取って収穫します。
ブラックベリーはつる性で、生垣にも使えます。
\“ボイセンベリー”の特徴
学名
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Rubus idaeus × R. ursinus バラ科 キイチゴ属
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別名
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キイチゴ、フランボワーズ、アドベリー、ボイズンベリー
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作出年・作出者
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(アメリカ(カリフォルニア)・・ルドルフ・ボイズン)
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交配親
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ローガンベリーとデューベリーの交配品種
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開花時期
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5月頃
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花色・大きさ・花形
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淡いピンク・小輪咲き(2cm位)・一重咲き
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収穫時期
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6月上旬~7月上旬頃
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果実の大きさ
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大粒 8g 豊産性あり
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甘さ
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平均糖度:10度
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果実の用途
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生食、ジャム、果実酒、ケーキの材料
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結果年数
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1~2年
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自家結実性
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1本でなる
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最終樹高
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地植え:1m ~ 1.5m 鉢植え:1m ~ 1.5m (落葉低木)
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最終葉張り
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匍匐性
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栽培用途
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果樹畑、花壇、鉢植え(7号鉢以上)、庭木
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植栽適地
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関東~四国、中国
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育てやすさ
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★★★★☆ 育てやすい 日照条件:日なた、 豊産性あり、耐寒性強い
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耐病害虫性
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耐病性:とても強い 害虫:とても強い
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芽吹き時期
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5月頃
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トゲの大きさ
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半トゲ性
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花言葉
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深い後悔、愛情
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植え方・用土
日当たりの良い水はけの良い肥沃な土壌に植えます。花ひろば堆肥「
極み」をよくすきこんだ土に深めに植え付けします。
鉢植えでも大丈夫です。鉢植えで管理する場合は、
花ひろば培養土「和み」をお使いいただくと良いです。
3月が植え付け適期です。暖地では秋植え(9月~11月ごろ)も良いです。
でも、10月~梅雨入りまで大概植えても大丈夫です。植え付け時は20cm程度に切り詰めて植えると活着が良いです。
水やり
夏は毎日行ってください。それ以外の時期については、土の表面が乾いていたら、たっぷり与えてあげてください。
乾燥に弱いので、若木のうちは厚めの敷き藁などでマルチングをして乾燥予防と雑草予防をすると安心です。
肥料のやり方
肥料はほとんど必要としません。
成長が悪い感じであれば、2月ごろと収穫後に花ひろばIB肥料元気玉などの速効性の
化成肥料などを与えます。
また、11~12月ごろに寒肥として牛糞や鶏糞、
油粕など、有機質肥料を与えます。
2~3年に1度のペースで石灰を与えます。
花芽の付き方
果実は、前年に株元から出たシュート(勢いよく伸びた新梢)に付きますので、このシュートを短く切り詰めないようにしてください。
剪定方法
植え付け時は20cm程度に切り詰めて植えると活着が良いです。
前年に伸びた枝の先端部に花芽がつくので、基本的には行いません。
込み合う枝を秋に間引く程度です。(私の経験です。)
でも、ほったらかしにしておくと、ボウボウになるので、仕立て方を書きます。
果実が実った枝や古い枝は2~3年で枯れ下がるので、地際から生えた新しい枝に更新して行きます。地下茎で増えるように地際からシュートを伸ばすように生長します。1年目のシュートは6月頃に切り戻しをし、側枝を出させます。細い枝は力がないので、間引くように取り除きます。12~3月頃に側枝を1~3節切り戻します。収穫後に枯れこんだ枝は12月までに生え際から切り取ります。こうすることでボウボウにならずにコンパクトに維持できて、収穫量が増えます。
病害虫の予防法
特に気になる病害虫はあまりでません。
ブラックベリーはキウリやトマト、ペチュニアなどナス科の植物(野菜に多い)の近くで栽培すると萎凋病にかかりやすくなります。
ベンレート水和剤で予防します。
害虫ではマメコガネやコウモリガが出ることもあります。マメコガネは捕殺します。コウモリガは下部の周囲を除草し、マルチングすることで予防できます。