ペカン(ピーカン)ナッツ|実生2年生苗
家庭果樹栽培でぜひ挑戦したいナッツから新しい品種ペカンが登場!
記念樹としても愛されているナッツの木!
ペカンナッツの実生苗は種から育っているので、いわゆる品種名はなく、雑種になります。
結果まで10~20年くらいかかるので、早く植えて気長に待ってください。寿命は長いので300年以上果実をつける木もあります。
最近の健康ブームでか、味がおいしいからか、近年ペカンナッツのお菓子が見かけることが増えました。製菓材料としては値段が高く1kgあたり2500円、アーモンドの2倍の値段で取引されています。(令和元年の情報)
ペカンナッツはナッツ類の中でも脂肪の割合が全体の約72%ト多いことで知られておりお菓子やクッキーなどの製菓にもよく使われています。「バターの木」と呼ばれ、脂質の含有量はクルミやピーナッツなどよりも多く、ほぼマカダミアナッツと同じくらいあります。味はクルミに似ているが苦みが少なく、アメリカではピーナツにつぐメジャーなナッツです。
果実は長さ約4cmの長楕円形で、9~10月に果実が成熟します。ペカンナッツの殻は薄く、手で簡単に割ることができます。実生苗では植え付けてから実をつけるまで6~10年程度かかりますが、接木苗では鉢植えでなん株かは1年目に開花しています。開花は3月頃。雌雄同株ですが、自家受粉は滅多になく、1本では実が成りにくいので2本以上を近くに植えて受粉させてください。樹勢が強く放任でも良く育つため手間がかかりません。
テキサス州の州木でもあるペカンは、カップルが結婚したら記念に植える習慣があるそう。木材としても優秀な木です。栽培価値(取引価格はアーモンドやクルミよりも高く、2018年においてはkg単価2,500円!)丈夫なので日本でも休耕田の有効利用などに用いられています。里山復活のためにペカンナッツを植えてもるのも楽しそうです。
ペカンナッツの葉の様子
ペカン(ピーカン)ナッツの特徴
学名
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Carya illinoinensis クルミ科 ペカン属
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別名
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ピーカンナッツ
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開花時期
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4月~5月頃
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花色・大きさ・花形
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雄・緑 雌・赤・・房状
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収穫時期
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9月下旬~11月頃
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果実の大きさ
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★★★★☆ 大実
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果実の用途
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ロースト、製菓材料
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結果年数
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10~20年
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自家結実性
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1本ではなりにくい(自家結実性弱い)(開花タイプ不明:雌雄同株で雄花と雌花を別々につけますが、自家受粉はほぼ期待できません。2本以上植えましょう。)
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最終樹高
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地植え:20m ~ 40m (耐寒性落葉高木)
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最終葉張り
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4m ~ 5m 直立性
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栽培用途
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果樹畑、花壇、地植え、シンボルツリーなど
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成長の早さ
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早い (50cm/年)
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植栽適地
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北海道南部~九州
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育てやすさ
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★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた、 耐寒性強い、耐暑性やや弱い、耐乾性やや弱い
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耐病害虫性
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耐病性:強い 害虫:普通につく
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芽吹き時期
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5月上旬~7月下旬 ※芽吹き時期が遅く、ずれることもある
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花言葉
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知性、知恵、野心、謀略
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苗木部の配送料金について
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商品について |
商品は2年生実生ポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約90cmです。根鉢の大きさは6号(直径18cmポット)です。実生とは種から生まれた苗です。実生苗は雑種のため詳細な品種名はありません。2年生苗とは苗木ができて2年目の苗です。
花や果実はついておりません。 |
ペカンナッツの育て方
植え方・用土
秋~梅雨位までに植え付けします。葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根を崩さないように植えてください。梅雨以降に植え付けする場合は水やりを忘れずに。落葉時期は根をいじっても大丈夫ですがやさしくです。 葉がついてる時期は根は崩したり、触らないようにしてください。
肥沃で水はけの良い肥沃な土を好みます。土質は選びませんが多湿と乾燥に弱いので、十分堆肥をすきこんだ土に浅く植えます。
植え付け時に主幹を地際から40~50cmくらいで切り戻し、そこから芽吹いて伸びる枝を数本立てるように仕立てます。
発芽後は寒さに弱いので、晩霜害や発芽後の風当りで新芽が被害にあいます。風当りの強くない場所が良いです。庭で栽培する場合はあまり大きくなりません。
水やり
肥沃な土壌であれば、水やりは雨任せで大丈夫です。ただし、空梅雨の場合の水切れに注意してください。くるみは6月中旬から7月上旬の果実肥大きに養水分不足になると生育が悪くなります。夏の干ばつにも注意して、雨が降らない日が続く場合は水やりをお願いします。
肥料のやり方
12月~1月頃に有機質肥料を与えます。露地栽培の場合は2月頃に与えます。鉢植えの場合は1ヶ月に1回有機肥料を与えてください。
ブドウの好きなアミノ酸がたっぷり含まれた『ブドウがおいしくなる肥料』がオススメです。
収穫後の10月~11月頃にお礼肥として化成肥料『元気玉』を与えます。
花芽の付き方
雄花は2年目の枝に、雌花は春に新しく伸びた新芽につきます。
剪定方法
樹勢が強く、放任すると主幹形の高木となるため、定植時に主幹を地上 70 cm程度で切り返し、3 本主枝の開心形整枝にします(横に広げるように)。強剪定は樹形を乱す原因となるため、間引き選定を主体として行います。
その他栽培や性質の注意点
寒さには強く冷涼な気候を好みます。高温多湿な場所では枝が徒長しやすく、雌花がつきにくくなり、結実が悪いです。なので、西南以西の暖地では海抜200~500mの山間部での栽培が良いです。
また、発芽後は寒さに弱いので、晩霜害や発芽後の風当りで新芽が被害にあいます。風当りの強くない場所が良いです。
病害虫の予防法
カミキリムシやコウモリガによる幹や枝の食害を受けることがあります。予防としてテッポウムシ予防樹脂フィルムを塗布し、害虫の活動期には定期的に木から木くずが落ちていないかどうかを確認しましょう。
増やし方
種まきか接ぎ木で増やします。台木に穂木が乗りにくく、接木苗は歩留まりが悪いので、接木苗は非常に高価で入荷は稀です。