植え方・用土
早い時期からなり始めるので家庭果樹の入門として、おすすめの人気果樹です。
耐寒温度はマイナス5度くらいで、かんきつ類の中で最も寒さに弱いです。関東地方以南の温暖な地域では露地栽培が可能です。
秋から6月頃まで販売しております苗木は、冬の低温時期は休眠期になり、ほとんど生長がありません。
1~3月頃にお求めの苗木は、植え付け後も冬の寒さで徐々に落葉したりしてます。
春になってから新芽を出すために、接木時点からついていたような古い葉を樹が自ら落として、株の負担を減らそうとしている生理現象です。
葉がすべて落ちて丸坊主になったとしても、株に力があれば、芽が吹き育ちますので、心配をかけますが、見守ってやってください。その時期は水は控えめに管理し、土が乾いてからたっぷり与えます。3~4月ごろが植え付け適期です。6月中旬でも大丈夫です。
暖地では秋~冬でも植えられますがマルチングなどの寒さよけをお願いします。
葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根を崩さないように植えてください
水はけの良い、肥沃な土を好みます。よほどやせた土壌でない限り、花が咲き始めるまでは肥料は控えめがいいです。
地植えの場合は、、
『花ひろば堆肥極み』を1袋、鉢植えでは、
みかんの土(肥料入り)を使って植えると簡単手軽&最高です!
【マルチングをしましょう】
品種によって差がありますが、冬の寒さが苦手です。関東以南では露地栽培が十分可能ですが、寒がる場所に植えるときは株周りを敷き藁やバークチップ等で覆うマルチングをし、霜よけと雑草よけをすることをお勧めします。
鉢植えの植え付け方法については、
こちらのページをご参考にしてください。樹種は違いますが植え方は同じです。
夏の植え付け方法
フィンガーライムは日当たりを好みます。
水やり
葉が小さいので乾燥に強いですが、春から秋の生育期は過乾燥にならないよう水やりをお願いします。冬は根が凍みないように乾燥気味で育てますが、乾燥して何日も持ちませんので、土が良く乾いたら水やりをお願いします。
剪定方法
剪定時期は3月であるが、発芽が始まってからの4月に実施してもよいです。
柑橘は剪定量を軽くすることが原則です。剪定量が多くなると旧葉が少なくなり、貯蔵養分が失われるとともに、春先の光合成生産が減少します。
あまり細かい剪定を行う必要もないです。
その他栽培や性質の注意点
【台木から芽吹いた枝は早めに取り除いてください。】
フィンガーライムは接ぎ木で増やしますので、台木から芽吹いていたら早めに取り除いてください。放っておくと穂木に栄養がいかずに穂木が枯れることがあります。
台木はカラタチを使用していることが多く、カラタチはトゲが大きく葉も小さいので、カラタチの葉や枝の特長を知らないと、台木の枝なのか穂木の枝なのか見分けることができなくなることがあります。カラタチはフィンガーライムよりもやや葉が大きく、トゲもやや太く大きいです。
病害虫の予防法
花がつき始めてから与え始め、収穫量に応じて少しずつ量を増やしていきます。
3月上旬と7月上旬に追肥として
有機肥料を与えます。
おすすめは
みかんの好きな肥料です。
肥料を与えなくても育つことは育ちますが、隔年結果になりやすいです。3~4月頃の新芽時はアブラムシが出やすいです。
ハダニや
カイガラムシ(ロウムシ)がつくことがありますが、定期的に葉水をすると予防できます。
アゲハチョウなどの幼虫がつくと、あっという間に葉を食害してしまうので、こまめに観察して、発見しだい駆除してください。