パッションフルーツ 仲間|ミズレモン 4.5号ポット苗
花も果実も楽しめる南国フルーツ。グリーンカーテンにおすすめ。
パッションフルーツの仲間であるミズレモンです。名前にレモンとついていますが、一般的な柑橘のレモンとは全く異なります。トケイソウで、独特な花の形状をしており、濃い紫色が特徴です。葉の形状や果実は、一般的なパッションフルーツと若干違います。
花は初夏と秋に2回咲きます。寒さには弱く、マイナス3度くらいまで。生育温度は8度以上です。開花するまで3~4年かかります。
ミズレモンはパッションフルーツの中でも特においしいと言われている幻のフルーツですが、味は表現しがたい微妙な味。果皮は黄色~オレンジ色。食べごろの果実は果皮に光沢がなく、触った感じがフワフワしています。甘みは強く平均糖度は16度。糖度19度との情報も見受けられます。独特の匂いがあります。種の食感が気持ちよく、ほんのり酸味があります。レモンのような香りや強い酸味はありません。種は噛まずに飲み込んでも良いです。
自家結実性がないので、クローンではない株(実生苗でも良い)を2つ用意するか、受粉樹が必要となります。(授粉樹は一般的なパッションフルーツでもいいのか、ただいま調査中です)。
食べ方はパッションフルーツ同様、果実の中身を食します。市場に流通されることがほぼない希少品種のミズレモン。手に入れるには、家庭栽培で育てるしかない!かも?
観賞用に面白い独特な花のグリーンカーテンを楽しむこともできますよ。
パッションフルーツは亜熱帯地域の果物で、時計のような個性的な花が咲くことから、和名は「果物時計草(くだものとけいそう)と言います。つる性の多年草です。
果実にはベータカロテンが豊富で、ナイアシンも含まれます。
暖地で露地栽培で越冬しますが、寒さに弱いのでプランター栽培で冬は屋内管理が良いです。神奈川県足柄下郡真鶴町では屋外越冬しています。
黄玉系は性質強健で果汁の多い物が多いです。黄色系は紫色系より耐寒性が弱く、自家結実しにくいため、品種と混栽することをおすすめ。
ミズレモン の特徴
学名
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passiflora laurifolia トケイソウ科 トケイソウ属
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別名
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ラウリフォリア、ウォーターレモン、タマゴトケイ、キミノトケイソウ、ジャマイカンリリコイ
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開花時期
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5~6月、9~10月
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花色・大きさ・花形
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外側は紫で、中心は白・大輪咲き(7cm位)・時計っぽい形の一日花
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香りの強さ
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★★★★☆ 強香
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収穫時期
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8~10月頃※開花より50~60日後、果皮がしわよった頃。※初年度は開花、結実しない場合があります。
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果実の大きさ
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50~60g
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甘さ
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★★★★★ 平均糖度:19度
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果実の用途
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生食、ジュース、ゼリー、スムージー、カクテル、サラダのドレッシング、肉のソース等
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結果年数
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3~4年
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自家結実性
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1本でならない。(収穫するためには5月~7月中に受粉作業を行います。人工授粉すると着果が良好です。自然受粉でも結果するようです。 ※受粉から収穫まで2~3ヶ月かかるので秋に受粉すると寒くなり実が収穫できません。鉢植えにして冬季は室内にとりこんでください。)
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推奨受粉樹・結実率順で記載
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実生苗、アラタ、マリフォルミス、インカルナタ
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最終樹高
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地植え:0.5m ~ 3m 鉢植え:0.5m ~ 2m (半耐寒性常緑多年草)
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最終葉張り
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つる性
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栽培用途
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地植え、花壇、鉢植え、緑のカーテン、グリーンカーテン
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成長の早さ
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早い (200cm/年)
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植栽適地
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沖縄(鉢植えであれば、全国での管理が可能です。)
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育てやすさ
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★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、土壌酸度:弱酸性 耐寒性やや弱い(-3度)、耐暑性やや弱い
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耐病害虫性
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耐病性:ほとんどつかない 害虫:普通につく
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植え方・用土
生育適温は20℃~30℃です。水はけの良い肥沃な用土を好みます。
寒さが心配な地域は鉢植え栽培をおすすめします。
用土は水はけの良い土を使い、日当りの良い場所で管理してください。
地植えの場合は、日当たりの良い場所で
腐葉土を良く漉き込んだ水はけの良い土に植え、フェンスや棚に蔓をはわせます。鉢植えの場合は、6~10号鉢くらいの行灯(あんどん)仕立てにします。用土は
培養土で大丈夫。大きい鉢の場合は、オベリスクやトレリスを使うとおしゃれに仕上がります。
植え替えは、2年を目安に、根が詰まってきたら鉢増しも兼ねて植え替えてやります。植え付けや植え替えの適期は4~6月上旬です。
水やり
水遣りは、用土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりとやります。夏場は、乾燥しやすいので水切れに注意します。朝夕2回の水遣りが必要かもしれません。冬は乾かし気味に管理します。2~3週間に1回の水遣りで十分です。
肥料のやり方
肥料は、生育適温期(4~10月頃)は毎月1回施します。リン酸が多めの骨粉入り発酵済み
油粕などの有機質肥料や緩効性
化成肥料を規定量与えます。与えすぎると葉や蔓ばかり茂るので注意します。
花芽の付き方
トケイソウの花は1日花と呼ばれ、花の寿命が1日しかありません。パッションフルーツは大体お昼前頃から開花が始まり、夜には萎れてしまいます。花粉が湿っていると受粉に失敗しますので、開花時期は雨除けするとよいです。人工授粉をおすすめします。30℃以上の気温が続くと、高温障害を起こし、花芽や未熟果を落下させることがあります。
開花・受粉から14日で玉伸びを終え、その後45日で完熟、自然落下します。収穫は自然落下したものを収穫します。未熟なまま落果するのは水切れか果実のなりすぎかどちらかです。
剪定方法
行灯やオベリスクへ誘引は外側から囲むように蔓を巻きつけて行きます。トレリスへの誘引は主枝を真っ直ぐに伸ばし、上まで伸びたら先端をカットして芯を止めます。すると側枝が数本でてくるのでそれぞれの枝を横へまっすぐに誘引していきます。できるだけ蔓を横向きに伸ばすと、花芽がつきやすくなります。
剪定は春先に込み合った枝などを間引き剪定します。収穫後や茂りすぎて、剪定する場合は、長い蔓が2つに分かれたところの2節上を切ります。一度実が付いた場所からは花芽がでないので、実が付いた枝は、切り戻してかまいません。
その他豆知識
株が充実して生育適温は20℃~30℃であれば秋でも花が咲きます。開花後60日で収穫ですが、温度が高すぎたり低すぎると落果したりします。
太平洋側の暖地では冬は屋内で越冬します。地上部は1mくらいまで切り詰めて屋内越冬しても根が充実すれば春から育った株でも実がなります。プランターで冬越しして1株で40個収穫したこともあります。
桃栗三年柿八年、パッション2年でなる始める。大株に株が充実すれば実がなり始めますので、1年生より2年生のほうが早くなりやすいです。
病害虫の予防法
パッションフルーツの栽培にはあまり害虫の心配はありませんが、新芽にアブラムシがついたり、カメムシ発生する場合があるので、その際は見つけ次第、捕殺してあげてください。過度に農薬を蒔く必要はありません。
増やし方
挿し木