植え方・用土
土壌はとくに選びませんが少し湿りぎみを好みます。日当たりを好みますが、夏の乾燥と強い西日が苦手です。高温期は直射日光の当たる場所は避けた方が安心です。鉢植えでは夏は日陰に移動すると良いです。夏はマルチングをして乾燥を防ぎましょう。
地植えの場合は
腐葉土か
堆肥を混ぜた土に植えてください。植え付け間隔は30cm程度が良いです。
鉢植えでは
培養土で植えるか、配合する場合は赤玉土(小粒)6割、
腐葉土3割、川砂1割の土で植えてください。
2年に1回を目安に地植えや鉢植えでは植え替え、株分けをすると良いです。時期は芽吹き前の3月が適期です。秋も植えれます。
水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと。乾きすぎないように注意します。
植え付け直後で根が張っていないものは乾き具合によって水やりが必要になります。ひさしや木の下、風向きによって雨のかかりにくい所も同様で、土の中まで十分しみ込むようにたっぷりと与えます。 水やりの時間は、夏は朝のうちに、冬は午前中、昼前ぐらいがいいです。
鉢植えの場合、乾いたら与えるのが基本ですが、夏は乾かし気味に、休眠期は控えめに与えて多湿に注意するなど、成長に合わせた水加減が必要です。また、太平洋側では冬は意外に乾きます。
肥料のやり方
芽出し後と花後の年2回、緩効性の
化成肥料を与えてください。
剪定方法
冬になると地上部が枯れます。地際で刈り込んでおくとよいです。
病害虫の予防法
うどん粉病がつきやすいので15~25度くらいの温度帯になってくる直前に薬剤散布で防除しましょう。日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。
育て方のまとめ
丈夫で手間はかかりません。半日陰の場所が適地ですが、西日を遮光できるなら日当たりのよい場所でも問題ありません。肥沃でやや水もちのよい土を好み、乾燥は苦手です。
増やし方
3~4月、10~11月に株分けで増やします。株の脇から芽が伸びるのでそれを切り分ければすぐに増やすことができます。地下茎で増えます。