Echinacea purpurea 'Green Twister'
エキナセア| グリーンツイスター
緑の花弁にグラデーションがかかったようなピンク~紫の色の中心。エキゾチックな花色です。
グリーンツイスターは人気のグリーン系の花色で、ピンクの覆輪咲きの花を咲かせます。咲き始めは黄色がかった緑色で、咲き進むにつれ中央が紫がかったピンク色がのります。花は直径7~12cmの大きめの花が咲きます。
古来からハーブとして利用されているエキナセアは、春の花々が一段落したあと、夏の始まりを告げるように迫力ある花を咲かせます。くっきりとした花形は存在感があり、一株あると夏の庭がにぎやかになります。
花の中心の形がクリのイガのように面白い形をしているので花弁が落ちた後はドライフラワーにして楽しむのもいいですね。ハーブのほか、切花としても楽しめます。
エキナセアは日本では紫馬連菊(むらさきばれんぎく)とも呼ばれているキク科の宿根草です。キク科アレルギーの人は注意が必要です
春の芽吹きは遅いほうで、6月ごろから急に大きく生長しはじめます。冬は十分な低温に当てたほうが、春からの成長が良くなります。日当たりの良い場所を好みます。多湿に注意が必要です。
近年、根に抗ウィルス作用が含まれていることがわかり、注目されているハーブです。
エキナセア グリーンツイスターの特徴
学名
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Echinacea purpurea 'Green Twister' キク科 エキナセア属
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別名
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紫馬簾菊、ムラサキバレンギク
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作出年・作出者
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2017年
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開花時期
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7~9月
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花色・大きさ・花形
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緑地に中心はムラサキピンク。・大輪咲き(8cm位)・一重咲き
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最終樹高
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地植え:0.5m ~ 0.75m 鉢植え:0.5m ~ 0.75m (耐寒性落葉多年草)
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最終葉張り
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0.3m ~ 0.5m
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栽培用途
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鉢植え、庭植え、、花壇、切り花、工場緑地帯、学校、公園、ゴルフ場
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植栽適地
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日本全国
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育てやすさ
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★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた、 耐寒性強い(-10度)、耐暑性普通
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耐病害虫性
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耐病性:普通 害虫:普通につく
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花言葉
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「優しさ」「ただよう気品」「深い愛」
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植え方・用土
水はけの良い日当たりの良い場所に植えつけます。水はけが悪いと梅雨の長雨で根腐れしやすくなります。
植え付け植え替えは、春の芽出し頃と10月ごろが最適ですがそれ以外の時期でも可能です。夏の植え付け時には水切れに注意し、冬の植え付け時には根が凍結しないよう気をつけます。
用土は赤玉を4割、
腐葉土を3割、庭土に混ぜて植えます。
鉢植えでは赤玉土4割、鹿沼土3割、
腐葉土を3割を混ぜて植えます。
培養土でも大丈夫です。根詰まりしやすいので、毎年秋に根をほぐして新しい用土で植えなおしてください。
水やり
根付いてしまえば水やりは不要です。
植え付け直後で根が張っていないものは乾き具合によって水やりが必要になります。ひさしや木の下、風向きによって雨のかかりにくい所も同様で、土の中まで十分しみ込むようにたっぷりと与えます。 水やりの時間は、夏は朝のうちに、冬は午前中、昼前ぐらいがいいです。
鉢植えの場合、乾いたら与えるのが基本ですが、茎が伸びて蕾が見えるころから開花までは水切れさせないように多めに与えてください。
肥料のやり方
肥料は5~6月と10月に
化成肥料を与えるか、生育期は液肥を週1回与えるとよいです。
肥料が多いと株が弱るので、与えすぎに注意です。
剪定方法
花が終わったら早めに株元で切ります。冬は地上部が枯れ下がるので刈り込んでおくとよいです。
その他豆知識
ほとんど手がかからず、寿命も長い宿根草です。込みすぎたり、生長が衰えてきたら株分けや植え替えをしてください。
病害虫の予防法
気になる病害虫はあまりないです。
水はけや風通しが悪いと灰色かび病や白絹病が出ることがあります。地際の茎にフキノメイガの幼虫がわくことがあります。見つけ次第、早めに消毒してください。
●病気と害虫を防ぐ工夫
(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。
住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。
※排水性UPには「
パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「
腐葉土」をご使用下さい。
(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。
(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。
(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。
(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。
増やし方
種まきと株分けでふやします。いずれも春と秋が適期です。