植え方・用土
ジキタリスは日あたりから半日陰で育てます。
地植えでは
腐葉土3割、
パーライト1割、庭土6割程度の土壌改良で植えます。鉢植えでは赤玉小粒6割に
腐葉土2割、バーク
堆肥2割程度の土に植えるか、
花ひろば培養土和みに植えてください。
水やり
植え付け直後で根が張っていないものは乾き具合によって水やりが必要になります。ひさしや木の下、風向きによって雨のかかりにくい所も同様で、土の中まで十分しみ込むようにたっぷりと与えます。 水やりの時間は、夏は朝のうちに、冬は午前中、昼前ぐらいがいいです。
鉢植えの場合、乾いたら与えるのが基本ですが、夏は乾かし気味に、休眠期は控えめに与えて多湿に注意するなど、成長に合わせた水加減が必要です。また、太平洋側では冬は意外 に乾きます。
肥料のやり方
ジキタリスはあまり肥料は欲しがりません。芽吹き前に有機質肥料を少なめに与えます。緩効性
化成肥料の「元気玉」を春と秋に1回ずつ季節に適量お与え下さい。
剪定方法
【花がら摘みと切り戻し、刈り込み】
開花が進んで花がしおれた時に、花穂を切り戻すと2番花が上がってきます。花を残しておくと種ができます。種をつけさせると株が弱るので、早めに剪定をすると翌年も良く咲いてくれます。
その他栽培や性質の注意点
高温多湿だと株が弱ることがあるので、夏の高温期は半日陰か日陰に移動するとよいです。
病害虫の予防法
特に注意する病害虫はありませんが、アブラムシがつくようです。薬剤散布で駆除しましょう。
日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。
環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「ニーム核油かす」を適量お使い下さい。
増やし方
花後にタネをとって増やします。7月上旬までにとりまきするか、保管しておいて9月にまきます。タネはごく細かい光発芽種子(発芽に光を必要とする種子)なので、覆土はしません。本葉が4枚ほどになったら鉢上げし、成長に応じて大きな鉢に移植して、冬までにできるだけ大きな株に育てると翌春に開花します。