【水やり】 雨水が当たれば、水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えてください。 【肥料】 春と緩効性肥料を与えます。おすすめの肥料はニーム油粕や有機液肥です。肥料が多すぎると軟弱になって花茎が倒れやすくなります。控えめでお願いします。 【剪定】 発芽後は細く弱い茎は取り除いて、1株あたり3~7茎くらいに整理すると花つきがよくなります。花後は花茎を秋まで残しておきますが、中ほどで切り取っても良いです。植えっぱなしで毎年咲きます。 【増やし方】 生育が旺盛なので、芽数が増えてきたら、株分けして植えなおしてください。株が込み合ってくるので、だいたい3年に1回程度は株を掘り上げて株分けすると良いです。株分けでは3~4芽くらいになるように分けてください。 【病気と害虫】 気になる病害虫はありません。時々、菌核病や白絹病がでますが、秋に掘り上げて地下茎を消毒し、別の場所に植え替えてください。 日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。 環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。 ※害虫よけには、「ニーム核油かす」を適量お使い下さい。 ●病気と害虫を防ぐ工夫 (1.適材適所) 植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。 住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。 ※排水性UPには「パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「腐葉土」をご使用下さい。 (2.連作をしない) 同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。 (3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料)) 軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。 (4.花がらをこまめに摘み取る) 花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。 (5.雑草を放置しない) 雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。 |