耐寒性があり、冬から早春にかけて彩りをそえてくれる花
スノーフレーク スズランスイセン (鈴蘭水仙)
毎年花が咲くスノーフレーク。イアリングのような可憐な花。
スノーフレーク・エスティバム(アエスティブム)は花茎にのスズランによく似た白い花を2~8個、鈴のような形に下向きに咲かせます。葉がスズランに似ているので、「鈴蘭水仙(すずらんずいせん)」とか、「すずらん咲き水仙」とも呼ばれています。
白い花弁の先端は6つに避けていて、花の先端には緑色の斑点が入ることもあります。可憐な花姿です。
性質は強健で土質も選ばず、耐寒性も耐暑性も強いです。病害虫も特に心配ありません。半日陰でもよく花が咲きます。繁殖も旺盛で分球して増えます。植えてしまえばほとんど手入れは必要なく、植えっぱなしで毎年咲きます。
スノーフレークとスノードロップの違い。
スノーフレークはヒガンバナ科.の植物の1つです。和名はオオマツユキソウ(大待雪草)、別名はスズランスイセン(鈴蘭水仙)。すずらん咲き水仙、エスティバムという名前でも呼ばれます。ユリ科に分類されることもあります。
スノーフレークに似た同じヒガンバナ科の植物として、スノードロップがあります。スノードロップは2月~3月に開花し、スノーフレークは3月~4月に花が開きます。スノードロップが咲き終わった頃に、スノーフレークが咲き始めます。
スイセンは、数年間は植えっぱなしで管理でき、環境が合えば球根が年々増えていくのでガーデニング初心者にはおすすめの球根の花です。
すいせんは香りが良く上品で、お正月の切り花としても人気があります。
コガネムシの幼虫を寄せ付けないコンパニオンプランツです。害虫除けで畑に植えてあるのもよく見かけます。
【注意】 毒性があり、葉がニラに似ていることから間違えて食べて死亡する例があります。ご注意ください。
すずらん咲き水仙 スノーフレークの 特徴
学名
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Leucojum aestivum ヒガンバナ科 スノーフレーク属
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別名
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スノーフレイク、オオマツユキソウ(大待雪草)、ナツユキノハナ(夏雪の花)、サマースノーフレーク
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開花時期
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4月中旬~5月中旬
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花色・大きさ・花形
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白・小輪咲き(2cm位)・スズラン咲き
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香りの強さ
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★★★☆☆ 中香 スミレのような香り
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最終樹高
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地植え:0.3m ~ 0.5m 鉢植え:0.3m ~ 0.5m (耐寒性落葉多年草)
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最終葉張り
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0.2m ~ 0.4m
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栽培用途
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鉢植え、庭植え、花壇、地植え、切花、寄せ植え、ロックガーデン
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植栽適地
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日本全国
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育てやすさ
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★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた~半日陰、 耐寒性強い、耐暑性普通、耐乾性強い
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耐病害虫性
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耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない
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花言葉
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「純潔」「汚れなき心」「純粋」「皆をひきつける魅力」
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植え方・用土
日照を好みますが、半日陰でも良く咲きます。
芽が出てから花が咲くまではできるだけ日によく当てて育てます。花後は直射日光を避け、できるだけ風通しの良い半日陰の場所で育てます。
土質はあまり選びません。用土は排水性と通気性に優れ、適度な保水性のある土が適しています。
花ひろば培養土でもO.Kです。地植えの場合は花ひろば
堆肥を良く土にすきこんで植えるのをおすすめします。
植付け時期は9月頃から12月下旬で、遅くても年内には済ませましょう。植え付け間隔は鉢植えでも地植えでも10cmくらいにします。植え付けの深さは鉢植えでは3~5cm、地植えは10cmくらいにします。夏も球根を乾かさないほうがよいので、植えたままで夏越しさせます。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。地植えではよほど雨が当たらない場合を除き、水やりは必要ありません。
土がよく乾くようならしっかり水を与えますが、過湿にすると球根が腐ることがあるので、常に用土が湿っているような状態にしないように気をつけます。夏と冬は水の与えすぎに注意です。気温が低い時間帯に与えてください。
肥料のやり方
肥料は特に必要としません。植え付けの際に緩効性肥料を与え、花が咲き終わった後に週1回、1000倍に薄めた
有機液肥などを1か月間だけ与えて球根を肥らせます。
剪定方法
花が咲き終わったら、葉だけを残して花茎を根元から切ります。夏の間は葉が成長することにより栄養を蓄えてくれます。 秋になり葉が黄色くなってきたら、根元から切り落として株を休ませます。
その他栽培や性質の注意点
スノーフレークの葉は
ニラに似ていることと、球根は玉ねぎに似ていることもあり、誤って食べてしまう方がいます。スノーフレークは有毒植物なので、頭痛や嘔吐などを引き起こす場合があります。人によっては葉などに触れただけで皮膚が炎症を起こす可能性もあります。植え付けなどでスノーフレークを触る時は、手袋を付けて作業するようにしてください。
その他豆知識
基本的には球根を植えたままの状態で夏を越すことができます。
育て方のまとめ
病害虫による被害の心配はほとんどありませんが、花後に灰色かび病が発生することがあります。灰色カビ病は気温が20度前後の湿度の高い時期、特に春~梅雨時期に発生しやすい病気です。葉や茎に斑点状のシミができてそれがだんだん広がって腐り、そこに灰色のカビが生えます。咲き終わった花の部分にも発生するので、傷んだ花びらはこまめに摘み、風通しの良い場所で育ててください。また、葉や花に水をかけないなどの予防してください。
増やし方
分球でふやします。休眠期の夏に掘り上げ、親球から子球を外します。分球した球根は乾かさないように注意してすぐに植えます。暑い季節を迎える6月ごろから葉を枯れはじめ、徐々に地上部の葉が枯れて休眠期に入ります。子球は鉢植えして養成すると、2年後くらいには開花します。