植え方・用土
西日の当たらない、風通しの良い場所で育てます。排水性のよい土を好みますので、鉢植えは市販の山野草用
培養土に軽石などを足して水はけをよくしましょう。地植えは、鹿沼土(小粒)や軽石砂、
腐葉土を混ぜ込みます。
球根の植え付けは7~10月の休眠期が適期です。遅くても年内には済ませましょう。地表から4~5cmの深さに植え、土を被せます。球根の場合は5号鉢に2~3球が目安です。地植えの場合は、風通しと水はけのよい場所を選んで植え付けます。株同士の間隔を10~15cmほどあけましょう。クロユリの球根は鱗片が重なり合ってできており剥がれやすいのでやさしく土で覆ってあげましょう。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
地植えは降雨だけでも生育できます。雨が降らず、土が乾燥しているようなら水やりをする程度でかまいません。
肥料のやり方
肥料は春に芽が出はじめたら、1週間に1回
液体肥料を施しましょう。花が咲き終わった後に
化成肥料を与えます。
その他豆知識
山野の涼しいところに自生しているので、北海道や東北地方などの涼しい地方以外では鉢植え栽培をおすすめします。休眠期間である夏から秋に水を与え過ぎると枯れてしまいます。水はけと風通しのよい場所に植え、休眠期の水やりに注意しましょう。
病害虫の予防法
春にアブラムシが発生するので注意してください。見つけ次第、駆除してください。