花の球根|サフラン【お得用】
土も水も無くても花が咲くサフラン。
その雄しべから作られるのが、皆さんご存知の黄色い香辛料サフランです。
土要らず、水いらずの秋咲き球根
10~11月の秋に薄紫色のかわいらしい花を咲かせるサフラン。花が咲いた後は、春まで細長い葉を長く伸ばし、その後、休眠期を迎えます。
庭植えでも鉢植えでも育ちますし、水だけの水耕栽培も可能です。
さらには、土も水も使わずそのまま置いておいても秋には花を咲かせるという、とても強い植物です。
植え付け時期:8~9月 ※この時期を過ぎると花が小さくなることがあります。
サフランの花は秋に咲く花は香りが良く、古くから香辛料や染料としても親しまれてきました。パエリヤやカレーライスのご飯に黄色い色をつけるサフランは、まさにこのサフランの花から採取した雄しべを乾燥させたものです。雌しべの黄色い粉は、服に付くとなかなか落ちませんので、収穫の際はご注意ください。
サフランの特徴
学名
|
Crocus sativus アヤメ科 クロッカス属
|
開花時期
|
10~11月
|
花色・大きさ・花形
|
紫・小輪咲き(3cm位)・一重咲き
|
香りの強さ
|
微香
|
最終樹高
|
地植え:0.1m ~ 0.3m 鉢植え:0.1m ~ 0.3m (耐寒性落葉多年草)
|
栽培用途
|
花壇、地植え、鉢植え
|
植栽適地
|
東北南部~九州
|
育てやすさ
|
★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性普通、土壌酸度:弱アルカリ性 耐寒性強い(-10度)、耐暑性やや弱い、耐乾性強い
|
耐病害虫性
|
耐病性:普通 害虫:強い
|
植え方・用土
風通しの良い日向を好み、日照不足だと花付きが悪くなります。ただし高温多湿は苦手ですので、真夏の直射日向は避けた方がよいです。雨が多いと夏越ししないことがあるので、鉢植えをおすすめします。
鉢植えの場合は、赤玉土(中粒・小粒)7:
腐葉土の割合で混ぜた肥沃な用土に植え付けてください。
花ひろば培養土でもO.Kです。地植えの場合は花ひろば
堆肥で植えるのをおすすめします。
8月から9月に球根を植えつけます。この時期を過ぎてしまうと花が小さくなってしまうことがあります。鉢植えでは5号鉢に5~6球とし、植付けの深さの目安は鉢植えでは球根1~2個分くらいです。地植えでは10cm間隔で植え、球根2~3個分くらいの深さに植えつけます。浅く植え付けると花付きが悪くなってしまうので深さには注意してください。
水やり
水は土が乾いていたらしっかりとやってください。土が濡れている間は水はやらないようにします。土が濡れているのに水をやっていると根が腐って枯れてしまいます。
初夏には茎葉が枯れ始めるので、徐々に水を控えて、休眠させます。
冬場は、凍結を避ける為にやや乾燥気味に保つと良いです。
肥料のやり方
花後の11月頃と2月頃に、
化成肥料を株元にまきましょう。チッ素が多いと球根が弱るので控えめにしてください。リン酸が多いものをお勧めします。
剪定方法
花が咲き終わったら、花を引き抜きます。夜明けに開花した花はすぐに枯れ始めるので、収穫は迅速に行わなければなりません。
その他豆知識
【球根の掘り上げと貯蔵】
5月ごろから茎が枯れ下がります。梅雨の前には葉をつけたまま球根を掘り上げて、雨が当たらない風通しの良い場所で乾かし、完全に茎葉が枯れたらそれらを取り除いて涼しい場所で保管してください。
鉢植えを雨に濡らさずに保管できる場合は、掘り上げは数年に1回でも大丈夫です。
病害虫の予防法
目立つ害虫はつきませんが、軟腐病にかかり根が溶けたように腐ってしまうことがあります。肥料を与え過ぎたり、高温多湿の環境下で発症しやすいので注意してください。
増やし方
分球で殖やします。