植え方・用土
日当たり・風通しが良い場所を好みますが、初夏~夏の日差しの強い季節は直射日光が当たらない工夫が必要です。樹木の下など木漏れ日が当たるような明るい日陰が最適です。
有機質が多く、水はけが良い土を好みます。鉢植えでは
培養土和みで植えてください。
植付け時期は、9月上旬~翌年2月中旬。
根が太く大きくて、まっすぐ下に伸びるので、鉢植えの場合は 深くて大きめのものを選ぶと良いです。鉢植えでは植え付け間隔10cmくらいで2~3cm程度の深さで植えてください。地植えの場合は20~30cm 間隔で植え、深さは5~6cmで植えます。
根を広げるようにして植えて下さい。
水やり
庭植えの場合は、雨任せで大丈夫です。葉のある時期に晴天が続くような時は水やりしてください。鉢植えの場合は、芽が出る時期から葉がある間はたっぷりと与えてください。花弁が濡れると凍結によって傷んでしまうので、時期によっては花に水がかからないように注意してください。
※夏以降は地上部が無くなりますが、土が乾いたら水やりしてください。
肥料のやり方
肥料は芽が出て葉を広げはじめた頃と、花が咲き終わった後に、粒状の
化成肥料などを株元に少量ばらまきます。
剪定方法
タネを採る必要がなければ、株が疲れるので、咲き終わったら花のつけ根から切り落としましょう。
病害虫の予防法
春先にナメクジが発生すると、新芽を食べてしまいます。見つけたら薬剤を散布して駆除しましょう。鉢植えの場合は鉢底から登ってくるので、鉢底網を銅性のものに変えると予防できます。
増やし方
秋の植え替えの際に株分けで増やす方法と、タネで増やす方法があります。
株分けは、あまり小さく分けず、手で簡単に分けられる程度にしておきましょう。
タネは、 未成熟で手で触ると自然に落ちるころに取って蒔きます。用土は親株と同じものを使います。タネは腐りやすいので、蒔いてから1週間は覆土をせずにそのまま管理し、その後に1cm程度に覆土をして管理します。翌春に双葉が発芽しますが、早いものでも開花まで4年程かかります。