植え方・用土
高温多湿を嫌うので、夏に半日陰となる落葉樹の下などが適しています。水はけのよい土壌を好むので、
腐葉土や
ピートモスなどの有機物をよくすき込んでおきましょう。 弱酸性の土を好みます。
植付け時期は10月上旬~翌年2月上旬。 株元の芽が土に隠れる程度に浅植えしてください。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。地植えも乾くようならしっかり水を与えるますが、湿り気があるようなら放任でも大丈夫です。冬場は乾燥防止のために、わらや
腐葉土を敷くと尚良いでしょう。
肥料のやり方
痩せ地に自生している植物なので、肥料は殆ど必要ありません。与え過ぎると花付きが悪くなります。肥料は植え付けの際の元肥と、花が咲き終わった後に緩行性
化成肥料などを株元に少量ばらまきます。
剪定方法
花が咲き終わったら、葉だけを残して花茎を根元から切ります。夏の間は葉が成長することにより栄養を蓄えてくれます。 秋になり葉が黄色くなってきたら、根元から切り落として株を休ませます。
病害虫の予防法
すずらんは有毒植物なので、虫が寄りつきづらく病気や害虫による被害の心配はありません。
増やし方
10月中旬~11月下旬、または3月の休眠期に、地下茎を4~5芽くらいに切って株分けします。放任すると株が混み合ってくるので、地植えなら3~4年、鉢植えなら2~3年程を目安に株分けするとよいです。
株分けの際、花芽を折らないように注意してください。(花芽はやや丸みを帯び、葉芽は尖っています)