植え方・用土
日当たりが良く、風通しと水はけの良い場所を好みます。酸性土壌を嫌うため、植え付け前に苦土石灰をまいて調節します。北海道や東北などの寒冷地は戸外での越冬が難しいため、鉢植えで管理し、冬の間は暖かな室内で管理しましょう。
水やり
鉢植えは土が乾いたらたっぷりと与えます。地植えは、根付いたら特に水やりは必要ありません。
肥料のやり方
地植えの場合は、植え付け時に元肥として有機肥料をすき込みます。鉢植えで管理する場合は、ハーブの肥料を容量通りに使用します。食用に使用する際は、有機肥料にこだわってみてもいいですね。葉が黄色くなったり、細く元気が無くなったりする場合は、肥料切れのサインです。
剪定方法
熱帯地域が原産のため、寒い季節はとても苦手です。葉をつけたままですと、寒さにやられてしまうため、冬の前に葉っぱを刈り込んでしまいましょう。それでも、寒冷地などではそのまま枯れ込んでしまうこともあるため、一年草扱いされることもあります。
病害虫の予防法
日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「
ニーム核油かす」を適量お使い下さい。
(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。 住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。
※排水性UPには「
パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「
腐葉土」をご使用下さい。
(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。
(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。
(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。
(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。