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イタリアンパセリ

宿根草の育て方

【水やり】

露地植えでは雨が当たる場所であれば基本的に水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いてきたらいようにたっぷりと水を与えます。冬は成長が止まっているので乾燥ぎみにします。


【肥料】

春と秋に緩効性肥料や有機液肥を少なめに与えます。おすすめの肥料はニーム油粕です。


【病気と害虫】

赤星病、青枯れ病、軟腐病、芋腐れ病などが出ます。ダコニール1000などの殺菌剤で予防します。
害虫はスリップスやカイガラムシが出ることがあるので、オルトランやマラソン、カルホス、スミチオンなどで防除します。
なめくじが出ることもあります。

日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。
環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。

※害虫よけには、「ニーム核油かす」「ニームパワー」を適量お使い下さい。


●病気と害虫を防ぐ工夫

(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。
住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。

※排水性UPには「パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「腐葉土」をご使用下さい。


(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。


(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。


(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。


(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。