種|セージ(コモンセージ)
無科学農薬、無科学肥料、遺伝子組換えなしの有機のタネ
料理用ハーブで代表的なコモンセージ。
ガーデンセージやグリーンセージなどとも呼ばれ、セージの代表的な品種です。古代ローマ時代より広く利用され、イベリア半島からバルカン半島、および北アフリカの地中海沿岸地域に自生しています。
葉には強い芳香とともに苦みや渋みがあり、魚や鶏、豚料理の臭み消しや香りづけ、ハーブティーにもなります。
高さは30~80cm位で茎はよく枝分かれし、葉は肉厚で表面に細かいシワがあります。シルバーの丸い葉が允に茂り、カラーリーフとしても観賞価値が高く、他の草花の良い引き立て役になります。初夏から夏にかわいらしい薄紫の花が立ち上が涼し気な姿を見せてくれます。
サルビア(セージ)は代表的なハーブで、日本の環境でもよく育ちます。基本的に常緑種とされていますが、冬の寒さで葉が落ちることがあります。
播種時期:3~4月、9~10月
種はセルトレーかポットで育て、本葉が5~6枚の頃に、日当たり・風通しの良い場所に定植します。
コモンセージの特徴
学名
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Salvia officinalis シソ科 サルビア属
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別名
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サルビア、オフィシナリス、薬用サルビア
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開花時期
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5月~7月
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花色・大きさ・花形
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淡い紫~青色・(2cm位)
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最終樹高
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地植え:0.1m ~ 0.8m 鉢植え:0.1m ~ 0.8m (耐寒性半常緑宿根草)
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最終葉張り
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0.4m
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栽培用途
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花壇、鉢植え、寄せ植え、コンパニオンプランツ、料理、ハーブティー、ポプリ
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成長の早さ
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普通 (20cm/年)
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植栽適地
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関東~九州北部
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育てやすさ
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★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、土壌酸度:弱アルカリ性 耐寒性強い(-20度)、耐暑性やや弱い、耐乾性強い
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耐病害虫性
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耐病性:とても強い 害虫:とても強い
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芽吹き時期
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3~4月頃
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植え方・用土
日あたりと水はけを好みます。株が大きくなりますので、花壇に植えるとよく育ちます。大鉢やプランターに植えれても楽しめます。
適期は春の4月~5月、秋の9月下旬~10月です。初夏の植え付けでは植え付け後のひと夏めは水切れに注意してください。秋、冬に植える場合は冬の寒さに注意です。寒さで根が傷むことがあるのでマルチングをしてください。
夏の蒸れに弱いので水はけが良い風通しのよい場所で育てましょう。10~20cmくらい高上げした花壇(レイズドヘッド)にし、砂利や
ココチップなどを混ぜて水が抜けやすくした花壇にすると良いです。地植えでは深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の1/3程度の
堆肥と
化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて埋め戻して植えつけます。鉢植えでは
培養土で植えてください。
花壇では植えっぱなしで大丈夫ですが、鉢植えでは毎年4~5月に植え替えてください。古い土を半分程度落として、新しい土に植えなおします。
水やり
高温多湿を嫌います。花壇では雨が降るようであれば水やりは控えます。地温が上がらないような工夫をお願いします。マルチングや夏は日陰の場所が良いでしょう。
葉がしおれない程度に、やや乾かし気味に管理します。鉢植えでは土が完全に乾いてきたらたっぷりと与えるようにします。
肥料のやり方
肥料が多いと花つきが悪くなり倒れやすくなりますので、肥料は控えめにします。
やせ地でも育つので、肥料は不要です。
剪定方法
放任すると伸びすぎて倒れたり、下葉が枯れて見苦しくなります。込んでくると蒸れるので、7月ごろに1/3くらいに刈り込みをします。
冬になったら地際で枝をバッサリと刈り込み、鉢植えは霜の当たらないところに移します。
その他豆知識
~~健康に育てる秘訣~~
(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。 住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。
※排水性UPには「
パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「
腐葉土」をご使用下さい。
(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。
(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。
(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。
(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。
病害虫の予防法
病害虫は特に心配ありません。
増やし方
株分けと挿し芽で増やすことが出来ます。