植え方・用土
風通しと水はけの良い肥沃な土壌を好みます。地植えならベッド植え、鉢植えなら浅型の広いものを選びましょう。株間が。10×10cm内外になるように植え付けます。
直射日光が強いと、葉が固くなってしまうので、柔らかい茎葉にしたい場合は半日陰で管理します。酸性土壌を苦手とするため、有機肥料の他に苦土石灰を施し、pHを調節します。
暖地では屋外で冬越しできます。寒冷地では室内に取り込むなど、冬越し対策が必要です。
水やり
鉢植えは土が乾ききる前にたっぷりと水を与えます。乾燥に弱いため地植えでも、水切れしないよう注意が必要です。
肥料のやり方
植え付け時に元肥として有機肥料を多めに与えます。収穫後のお礼肥や葉が黄色くなってきた時に、液肥を適宜与えます。
花芽の付き方
スープセロリは春に小さな白い花を咲かせます。花が咲くと葉が固くなったり味が落ちるので、葉を収穫する場合は、花芽は摘み取ってください。
剪定方法
育ってきたら外側の茎から収穫します。全部収穫するときは茎を3cmほど残して刈り取ります。刈り取りと同時に追肥をしておくと、再び芽吹きます。
病害虫の予防法
日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「
ニーム核油かす」を適量お使い下さい。
(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。 住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。
※排水性UPには「
パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「
腐葉土」をご使用下さい。
(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。
(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。
(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。
(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。