植え方・用土
わらびは日あたりの、水はけ。水持ちの良い肥沃な酸性土壌を好むため、
堆肥や有機肥料をしっかりとすき込んでおきます。乾燥を嫌うため、株もとに
堆肥や藁などマルチングをしてあげると良いでしょう。日が当たらなければ新芽が出ず、当たりすぎると短い新芽になってしまうため、調整は少し難しいです。
かなり大きく育ち、根を通じて広がっていくため、鉢植えより地植えのほうが管理が簡単です。地上部の生育が悪くなってきた場合は、根詰まりの可能性があるため、冬に古い根や傷んだ根を取り除いて、整理してあげると良いでしょう。
水やり
乾燥を嫌うため、水やりはしっかり行います。
冬地上部が枯れた時は、地植えの場合は特に水やりは必要ありません。鉢植えの時のみ、乾燥しすぎないよう1週間に一度は水を与えるようにします。
肥料のやり方
2月頃に寒肥として
堆肥や有機肥料を株から少し離してすき込みます。収穫が一通り終わったら、追肥として緩効性肥料や
化成肥料を与えるとよいでしょう。
その他豆知識
わらびの収穫は基本的に2年目から行います。2年目も収穫期間を短めに1か月ほどで切り上げましょう。全て株の育成のためです。3年目以降になり、株が安定すれば、1平方mで600~800gほど採れるようです。一度植えたら地植えなら10~20年ほど楽しめるようです。
増やし方
根の生育が旺盛で、繁殖した根が他の場所に侵食していくので、根域制限をして育てるとよいです。