コケの管理方法
植え付け
スギゴケは1日数時間日光が当たる半日陰でよく育ちます。全日照でも育てることも可能ですが水やりの難易度が上がります。苔高が高い分、密度の高いコロニーを形成するまては非常に乾燥に弱いため、湿度の安定感が重要になります。関東エリアなど太平洋側の地域は乾燥しやすいため、庭でスギゴケを育てるのが難しいと言われているくらいです。風をできるだけ庭に入れないように、フェンスや生け垣で囲むようにしましょう。
除草
コロニーが蜜になると雑草は生えにくくなります。そうなるまでは3月くらいから雑草が生えますので、できるだけ背丈が低いうちに抜いてやりましょう。雑草を抜く時にしっかり根元に手を添えて真上に引き抜くようにします。
除草剤を使う時は「プリグロックス」を200倍に薄めたものを散布します。
注意点
高温多湿、直射日光、乾燥を嫌います。また、密集して群れると葉が茶色く変色しますので、こまめにピンセットで間引いたりして密度を一定に保つと良いです。
肥料
肥料は一切必要ありません。
水やり
植え付け後、貼りゴケの場合は3ヶ月程度、蒔きゴケの場合は均一に生え揃うまでの4~5ヶ月程はできる限り水を切らさないようにしましょう。
芽がある程度生えそろってきたら、真夏を除く春~秋は朝方に1回、真夏は早朝と日が当たらなくなってからの2回水やりをします。冬場は降雨だけでけっこうです。
水やりをする時は、水圧で苔が動いてしまわないようになるべくジョーロで、ホースでも優しく水をかけてあげましょう。日中の水やりは蒸れや葉焼けを起こすので絶対にしないようにしましょう。
湿度が高い状態で安定している場所では、特に水やりは不要です。
病害虫・消毒
ほとんど病害虫は付きません。害虫が発生する場合もありますが、発生した場合はそれぞれの病害虫に応じた薬剤を散布してください。