植え方・用土
日当たりのよい場所で育てます。夏の西日を避けれる場所が理想です。植え付け時期は9月上旬~4月下旬です。
用土は排水性と通気性に優れ、適度な保水性のある土が適しています。鉢植えは赤玉土(中粒・小粒)6:
腐葉土4の割合で混ぜた用土で植え付けてください。中性(ph6~7)の土を好みます。ph6以下の弱酸性土になると育ちが悪くなります。
花ひろば培養土で植えてO.Kです。
地植えの場合は植え付け2週間前に苦土石灰を1平米あたり100gと、花ひろば
堆肥を3kg入れて耕し、植え付け1週間前に
化成肥料を1平米あたり50~60g入れておきます。株間は20cmくらいで、畝幅は60cmくらいです。株は10cmくらいの深めに植えます。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。地植えも乾くようならしっかり水を与えるようにし、冬は乾燥防止のためにわらや
腐葉土を敷くと尚良いでしょう。冬の休眠期は水やりは控えめにしてください。
ユリは乾燥に弱いので水切れに注意して育ててください。
肥料のやり方
追肥は植え付け3週間後の頃と収穫時期には1か月に1回、
化成肥料を与えます。この時に除草と土寄せも行ってください。
肥料が多すぎると葉が茂りすぎて病害虫が出やすくなります。
剪定方法
春先に葉の生育や品質を整えるために伸びていた葉を刈り取り捨てます。8月頃にとうが立つので、花は咲かせずに花茎は摘み取ります。
その他豆知識
収穫は草丈20~30cmくらいになった3~4cm残して切り取ります。また新しい葉が伸びるので、秋の霜が降りるまで年に3~5回収穫できます。
病害虫の予防法
アブラムシの発生に注意してください。10月になると地上部が枯れてくるので、翌年の春に伸びて来た芽に病気が発生しないよう枯れた茎を地際から切り取り、処分します。アブラムシ対策については、ベニカXファインスプレーがおすすめです。
増やし方
数年すると株が密集して生育が悪くなるので、4月か9月に掘り上げて株分けしてください。1株が5~6本になるように株分けします。連作障害しやすいので、植替え場所は別の場所にしてください。