下方部が尖った栗のように甘いかぼちゃ
「九重栗かぼちゃ」は、果皮の濃緑色と果肉の濃黄色のコントラストが非常に美しいカボチャです。果皮は光沢に優れ、散らし模様はないものの細かいストライプが入ります。変形果や花落ちが少なく、樹勢も強いため多収が望めます。なんといっても極めて粉質の果肉は非常に美味。ずば抜けたおいしさです。カボチャの中ではうどん粉病に強いおすすめ品種です。
カボチャと人類の歴史は長く、紀元前3000年前にはペルーで栽培されていたようです。果実や皮は食用となり、種からはパンプキンシードオイルが抽出できます。さらには、若葉や茎、花なども食べられるようです。蜜源植物でもあるカボチャは、第二次世界大戦時の日本で、重要な栄養源として各家庭で育てられていました。