寒ちぢみほうれん草の代表品種
「朝霧ほうれん草」は、寒ちぢみほうれん草の定番品種です。葉は丸型で適度な縮みがあり、低温時期でも生育が早く多収なため、家庭菜園でも安心して栽培できます。
「ほうれん草」は、葉を食べる代表的な緑黄色野菜です。とう立ちすると(蕾がつくと)食味が悪くなるため、基本的に冷涼な地域や季節に栽培します。冷え込むことで柔らかくなり、味がより良くなります。種まきから一か月ほどで収穫できるため、初心者にもおすすめの野菜です。葉に切り込みが多く甘みが強いがとう立ちしやすい「東洋種」と、丸葉で灰汁が強い調理向きのとう立ちしにくい「西洋種」、さらにその2系統の「交雑種」に大別されています。
寒ちぢみほうれん草とは、冬季に露地栽培しているほうれん草のことを差し、品種は普通のほうれん草と同じこともあります。耐寒性や低温期での成長度、葉のちぢみ具合などから、適した品種が選出され、寒ちぢみ(栽培に適した)ほうれん草として販売されていることが多いです。