秋冬どりの日本種ほうれん草
「次郎丸ほうれん草」は、日本の在来種の一つで、生育が旺盛で耐寒性が強いほうれん草です。葉肉は厚みがありますが葉茎ともに柔らかく食味良好です。根部は赤色になり外観も美しい品種。暑さにも比較的強いため、秋の初めに播いて早期収穫することも可能です。
「ほうれん草」は、葉を食べる代表的な緑黄色野菜です。とう立ちすると(蕾がつくと)食味が悪くなるため、基本的に冷涼な地域や季節に栽培します。冷え込むことで柔らかくなり、味がより良くなります。種まきから一か月ほどで収穫できるため、初心者にもおすすめの野菜です。葉に切り込みが多く甘みが強いがとう立ちしやすい「東洋種」と、丸葉で灰汁が強い調理向きのとう立ちしにくい「西洋種」、さらにその2系統の「交雑種」に大別されています。