Brassica campestris L.
栽培カンタンな半結球白菜
「山東白菜」は、60日から収穫が可能な半結球白菜です。重さは1.5kgほどで球芯は鮮やかな黄色に着色します。漬物等に良く利用されます。名前の通り中国の山東省から伝来したと言われている白菜です。白菜は中国原産の葉物野菜で、英語でChinese cabbage(中国のキャベツ)と呼ばれています。現在、世界で栽培量が多いのは日本や韓国、中国東北部で、冷涼な気候を好む2年草です。日本では白菜は結球しているタイプがほとんどですが、原産地の中国では結球していないものも多く、日本でも知られているのが山東菜や広島菜などで、見た目は白菜っぽくはありません。日本では、鍋やすき焼きに使う冬野菜として親しまれていますが、栽培が盛んになったのは栽培方法が確立された大正以降なので、意外と新しい野菜と言ってもいいでしょう。