作りやすい黄芯系の中早生種
「黄ごころ75日白菜」は、軟腐病や尻腐病、根こぶ病などの病害に強く、縁腐れや芯腐れ症などの生理障害に強い育てやすい品種です。さらに、外葉が強健で耐寒性があり、収穫時期以降の球の肥大が緩やかなため、収穫時期が長く育てやすいです。播種後75日程度で収穫できる黄芯系の中早生品種です。
白菜は中国原産の葉物野菜で、英語でChinese cabbage(中国のキャベツ)と呼ばれています。現在、世界で栽培量が多いのは日本や韓国、中国東北部で、冷涼な気候を好む2年草です。日本では白菜は結球しているタイプがほとんどですが、原産地の中国では結球していないものも多く、日本でも知られているのが山東菜や広島菜などで、見た目は白菜っぽくはありません。日本では、鍋やすき焼きに使う冬野菜として親しまれていますが、栽培が盛んになったのは栽培方法が確立された大正以降なので、意外と新しい野菜と言ってもいいでしょう。