植え方・用土
そこまで寒さに強くないため、凍結や霜のかかる場所は避けます。基本的に屋外での越冬は難しいですが、株元に敷き藁や遮光ネットを引くなど、ある程度の防寒対策はできます。本州以北では鉢植えで管理するか、一年草と割り切ることも必要です。
過湿を嫌うため、風通しと水はけの良い場所に植え付けます。鉢植えで育てるのであれば、小粒の赤玉土と
腐葉土と川砂を6:3:1の割合で用意します。
また、大きく成長した株は移植を嫌うため、植える場所はよく考えましょう。
(葉や茎にトゲがあるので、あまり人が通らないところが良いと思います)
水やり
水は土が乾いたらたっぷりと与えます。乾燥させすぎると株の生育が悪くなるため、水切れに注意します。
肥料のやり方
元肥に緩効性肥料を与えます。成育期の5~6月に、2週間に一度の頻度で、水と一緒に液肥を与えます。肥料を与えすぎるとアブラムシがつきやすくなるので注意です。
剪定方法
6月に花が咲き出すと、葉の成長が悪くなるため、その前に収穫を兼ねて高さを半分ほどに切り戻します。零れ種でどんどん増えるため、種を取る予定がない株は、切り戻してしまいましょう。
病害虫の予防法
日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「
ニーム核油かす」を適量お使い下さい。
(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。 住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。
※排水性UPには「
パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「
腐葉土」をご使用下さい。
(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。
(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。
(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。
(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。
増やし方
挿し芽、種まき、株分け