スイスのティチーノ州原産の紫ニンジン
「グニフ」はスイスのティチーノ州原産の紫ニンジン。外皮が紫色で、果肉に白いサークル模様が入るので輪切りにすると彩りが楽しいです。加熱するほどサークル模様が薄くなります。
ニンジンは中央アジアが原産の根菜です。冷涼な気候を好みますが、苗の段階ならある程度耐暑性があります。種まきから収穫まで3~4か月ほどと比較的短く、連作も可能ですが、発芽率が低く、過湿にも弱いため育てるのは少し難しいです。
系統としては細長い東洋系と太短い西洋系があり、古くから薬用・食用として栽培されてきました。くせのある香りがあり、加熱すると甘みが出る。家庭でも煮物や炒め物などに良く使われる常備野菜の一つです。
「紫ニンジン」は果皮や果肉が紫色をしたにんじんで、普通のにんじんに比べると細めで甘味が強いのが特徴です。紫色はポリフェノールの一種アントシアニンによるもの。より黒いものは「黒にんじん」とも呼ばれたりもします。