植え方・用土
鉢植えの場合は赤玉土(小粒)7:
腐葉土3の割合で混ぜあわせた土か、
花ひろば培養土「和み」を使います。日当たりのよい場所で育てれば、土質はそれほど気にする必要はありません。
地植えは、
堆肥や元肥を入れる2週間前位には1平米あたり100gの石灰を入れ耕しましょう。その後
堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。畝幅は60cmくらいで、深さ20cm、幅20~30cmの溝を掘っておきます。
植え付け場所
日当りがよく、排水・保水がよくて、有機質に富む肥沃な土壌が適しています。
植えつけ方
植え付け間隔は地植えで10cm位、プランター・鉢植えで5cm間隔です
1つのかたまりにたくさんの球根が付いているときは、傷つけないようていねいに2~3球がひとかたまりになるよう分けていきます。
球根の先端が土からはみ出るくらい、浅く植え付けるのがポイントです。球根を深く植えてしまうと腐ってしまうことがあるので注意してください。
植え付け時期
7~10月に球根を鉢やプランター、地面に植え付けていきます。関東より北の涼しい地域は8~9月、南の温かい地域は9~10月に植え付けると良いでしょう。
もしくは、2月中旬~5月下旬も植え付け時期です。
水やり
乾燥した状態が続くと生育が悪くなります。プランターの場合は表土が乾いたらたっぷりと。地植えでも乾きすぎるようなら灌水します。特に夏場の気温が上がる時期は土の状態をよく観察しましょう。
肥料のやり方
植え付け後14~20日後、草丈が10cmほどになったら株元の土を寄せて倒れにくくしてから、薄めた
液体肥料を水やり代わりに与えます。葉が20cmほどまで伸びた時期から、2週間に一度を目安に追肥します。
土寄せ。
その他豆知識
わけぎは、球根を植えっぱなしにすると病気や害虫の被害にあいやすくなります。翌年以降も収穫を楽しみたいときは、4月頃から保存する球根を決めておきます。そして、その球根を太らせるため、葉っぱを生長させて放っておきます。
ある程度球根が太ると葉っぱが倒れて枯れ、休眠します。そのタイミングで掘り上げ、土を落としたら風通しのよい日陰で乾燥・貯蔵していきます。
保管した球根は、また8月以降に植え付ければ収穫できます。球根はネットに入れて吊して保存するのがおすすめです。
草丈が25~30cmほどに生長したら、収穫のタイミングです。株元から地上3~5cmほどを残して、葉っぱを切り落としていきましょう。株元まで葉っぱを切らないよう注意してください。少し葉っぱを残しておくことで、2~3回ほど再び収穫を楽しめます。何度も収穫したいときは、
液体肥料を与えるとよいです。
収穫は周年できますが、10月上旬~12月下旬と3月上旬~4月下旬が旬です。
病害虫の予防法
病害虫にも強く、家庭菜園で数株育てる程度であれば、特に気にする必要はないでしょう。ただ、球根を掘り上げず放置しておくと虫がつきやすくなります。