植え方・用土
水はけの良く豊かな土壌を好むため、
堆肥や
腐葉土などを多めにすき込んで植え付けを行います。また、林の中で自生する植物なので、過度な直射日光が当たる場所は避けましょう。特に株が若いうちは、遮光などを行い日光量を調節します。
定植は春に、畝幅120cm、株間20cmぐらいの間隔で、できるだけ根を切らないようにそっと植え付けます。大きく育ち、栽培期間も長いため地植えでの管理が良いでしょう。
水やり
地植えの場合はほぼ必要ありません。雨任せで大丈夫ですが、夏の乾燥を嫌うので、乾く場所であればこまめな水やりをしてください。
肥料のやり方
山菜は化学肥料を与えると肥料焼けを起こす場合が多いため、与えるなら有機肥料を少なめに施します。
剪定方法
基本的に、冬には地上部が枯れてなくなるため、剪定は行いません。
その他豆知識
植えつけてから収穫までは2~3年かかると言われています(ちなみに種から定植までも2~3年です)。非常に生育期間が長いんです。新芽の太さが5mm以上になったら収穫してもOKな目安で、25cmほどに伸ばした新芽を切り取っていただきましょう!
主枝から伸びる側枝も採取できますが、主枝と比べ品質が劣りますし、来年に向けた株の育成のためにも必要なものとなってきますので、とらずにそのままにしておきましょう。
病害虫の予防法
ハムシやアブラムシによるモザイク病にかかることがあります。
アブラムシ対策としては、アブラムシが嫌う反射光をシルバーポリマルチなどで作ります。ハムシは農薬を使用すると防除は簡単ですが、無農薬にこだわるなら手で毎日取り除きます。
いずれにせよ、葉が混み合い、風通しが悪くなると虫も付きやすくなるため、適宜葉を整理することも大切です。
増やし方
種、挿し木、株分け