植え方・用土
水はけの良く豊かな土壌を好むため、
堆肥や
腐葉土などを多めにすき込んで植え付けを行います。また、林の中で自生する植物なので、過度な直射日光が当たる場所は避けましょう。特に株が若いうちは、遮光などを行い日光量を調節します。株元を乾燥から守るためマルチングするのも良いです。
根を大きく伸ばすため、地植えが望ましいですが、深めのものなら鉢植えでも大丈夫です。畝幅は100cm、株間は50cmくらい開け、ツルで伸びていくため支柱を準備しておきましょう。
水やり
地植えの場合はほぼ必要ありません。基本雨任せで大丈夫ですが、乾燥を嫌うので、乾く場所であればこまめな水やりをしてください。
肥料のやり方
ツルニンジンは、肥料を多く必要としますが、他の山菜と同じく化学肥料だと強すぎるため、緩行性の有機肥料を少なめに与えます。
剪定方法
基本的に、冬には地上部が枯れてなくなるため、剪定は行いません。
その他豆知識
植えつけてから根の収穫までは2~3年かかると言われています。新芽は、5~6月に伸びるものだけいただきます。
病害虫の予防法
稀に、アブラムシによる病害にかかることがあります。アブラムシ対策としては、アブラムシが嫌う反射光をシルバーポリマルチなどで作ります。いずれにせよ、葉が混み合い、風通しが悪くなると虫も付きやすくなるため、適宜葉を整理することも大切です。
増やし方
種、挿し木、株分け