植え方・用土
種まきの時期は、地温が15℃以上で、暖地は2~3月頃、寒冷地は3~4月頃が適期となります。育苗箱に条まきをし、葉が1~2枚出た物を、ポットに植え替えます。その後、葉が10枚程度付いた物の中から茎の太い良く成長したものを選び、根鉢を崩さないように支柱と共に植え付けます。土は保水力のある、通気性に優れた
培養土を選んでください。
気温が15℃を下回りますと、生育が非常に遅くなります。生育適温は25~30℃になります。
水やり
乾燥は好ましくないので、特に夏場は水をたっぷりと与えてあげてください。
肥料のやり方
収穫期が長いですの、肥料切れを起こさないようにしてください。実がなりだしたら、2週間に1回の割合で肥料を与えてあげてください。
花芽の付き方
1番目の花が咲いたら、その下の側枝を2~3本を残し、それ以外の側枝は取り除き、3~4本仕立てにします。成長に伴って出てくるわき芽を残しておくと、枝が混み合って風通しや日当たりが悪くなります。
その他豆知識
株の1番最初に付く実は残しておくと、株が成長するための栄養を取られしまいますので、小さいうちに取ってください。ある程度成長したら、収穫は早めにお願いします。遅くなりますと、種が大きく固くなります。
病害虫の予防法
とうがらしは比較的病害虫に強いですが、モザイク病などにかかることがあります。
育て方のまとめ
株が若い時は、寒さに弱いですが、株が大きくなるとある程度は強くなります。排水性を良くするために、高畝で植え付けてください。また、連作障害が起こります。とうがらしは多年草ですが、日本では冬を越すことが出来ないため1年草として扱われます。日本でも温室や沖縄では多年草として栽培可能です。生育に適した最適温度は22度~30度ぐらいになります。