濃い緑葉が印象的な秋冬取り品種
「弁天丸ほうれん草」は、ベト病とレースに抵抗性を持つ秋冬どりのほうれん草。耐病性もあり、草姿が極立性のため収穫しやすく、しなやかで折れにくい、耐寒性も強く葉柄部分の傷みが出にくく、育てやすい品種です。
さらに、ほうれん草独特の灰汁が少なくくせのない食味で、低温下ではさらに甘みが増すとっても美味しい品種です。極寒気でも品質の良いほうれん草が収穫でき、暖地の12~2月取りに最適です。
「ほうれん草」は、葉を食べる代表的な緑黄色野菜です。とう立ちすると(蕾がつくと)食味が悪くなるため、基本的に冷涼な地域や季節に栽培します。冷え込むことで柔らかくなり、味がより良くなります。種まきから一か月ほどで収穫できるため、初心者にもおすすめの野菜です。葉に切り込みが多く甘みが強いがとう立ちしやすい「東洋種」と、丸葉で灰汁が強い調理向きのとう立ちしにくい「西洋種」、さらにその2系統の「交雑種」に大別されています。