非常に柔らかい滑らかな食感
「下仁田ねぎ」は、群馬県甘楽群下仁田町周辺で栽培されている根深の夏型ねぎです。一本ねぎで枝分かれが少なく、白ねの部分は長さ20cm、太さは6~9cmと他のねぎと比較しても極めて太いのが特徴です。生食では辛みが非常に強くて食べられないほどですが、加熱すると特有の甘さが出ます。かなり地域の土壌に由来する要素が強いらしく、この地域以外では甘さや柔らかさ、太さなどが十分なものが取れないとされています。この品種は、他の地域でも栽培させやすいよう改良したものになりますが、在来種とは味が違うともされています。都は言え、在来の下仁田ねぎは貴重種となってしまいましたので、お家でチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。
「ねぎ」は、日本では収穫時期によって夏ねぎ・冬ねぎと呼んだり、白い部分が多い白ねぎや緑の部分が多い葉ねぎと呼び分けたりします。茎のように集まった葉を食べる多年草です。根深ねぎとも呼ばれる白ねぎは、栽培期間が長く土寄せなどの手入れが必要なためやや育てるのが難しく、プランター栽培にはあまり向きません。葉ねぎは栽培期間も比較的短く育てやすいので初めての方におすすめです。