種|ジャーマンカモミール
無科学農薬、無科学肥料、遺伝子組換えなしの有機のタネ
~優しいリンゴの香り~
葉は糸状に裂けて茎頂にマーガレットを小さくしたような頭状花を1個つけます。花をつまんだり、擦ったりすると甘いリンゴのような香りを楽しめます。葉には香りはありません。
花を乾燥させてハーブティーとして楽しんだり、入浴剤やポプリなどに活用できます。一年草ですがこぼれ種で増えるので、多年草のように毎年楽しめます。
ジャーマンカモミールはドイツでは治療目的での使用が承認されていて、ハーブティーとして人気があります。
乾燥した花は水蒸気蒸留で濃い青色の精油が抽出できますが、含有量が少なく高価です。精油は化粧水や香水、食品やアロマテラピーに使われることがあります。キク科植物のアレルギーがある方は栽培や利用には注意が必要です。また飲食用でも適切に用いて、多量接種は控えてください。
似た植物でローマンカモミールがあります。ローマンカモミールは多年草で、葉に香りがあります。
播種時期:3~5月、9~10月
種はセリトレーかポットで薄く覆土して育てます。本葉5~6枚になるころまでに1本に仕立て、株間30cm程度に定植します。込み合ってきたら間引いてください。秋まきなら翌春から初夏までが開花期で、収穫適期は花の中心が盛り上がる頃が香り豊かです。摘み取らずに株を残せば、こぼれ種から増やせます。
ジャーマンカモミールの特徴
学名
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Matricaria chmomilla キク科 カミツレ属
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別名
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ワイルドカモミール、ドイツカミツレ、センテッドメイウィード
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開花時期
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4~6月
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花色・大きさ・花形
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白・小輪咲き(2cm位)・一重咲き
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香りの強さ
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★☆☆☆☆ 微香 フルーティー
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最終樹高
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地植え:0.1m ~ 0.5m 鉢植え:0.1m ~ 0.5m (一年草)
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栽培用途
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鉢植え、庭植え、寄せ植え、グランドカバー、ボーダー、花壇、切り花など
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植栽適地
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本州
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育てやすさ
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★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、 耐寒性強い、耐暑性普通
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耐病害虫性
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耐病性:やや強い 害虫:普通につく
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花言葉
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逆境に耐える、苦難の中の力
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植え方・用土
日当たりと風通しの良い場所を好みます。日が当たらないと葉の色や香りが弱くなりますが、夏の暑さには弱いため、夏場は半日陰で管理します。
生育が旺盛ですので、鉢植えで管理する場合は1~2年に一度植え替えをします。丈夫ですので、その際株分けして増やすことも可能です。大きくしたくない場合は、株を整理するにとどめます。
水やり
鉢植えは土が乾いたらたっぷりと与えます。地植えは根着いてしまえば水やりしなくても大丈夫ですが、夏場の高温期などはハダニ防止のため朝に葉水を与えます。
肥料のやり方
肥料はあまり必要ありません。植え付け時に、緩効性
化成肥料を元肥として施します。
あとは、花の収穫や刈り込みの後に
液体肥料を適量与える程度で大丈夫です。
剪定方法
開花後、収穫を終えたら、夏暑くなる前に10cmほど剪定しておくと、夏の蒸れを防げます。
病害虫の予防法
日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「
ニーム核油かす」を適量お使い下さい。
(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。 住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。
※排水性UPには「
パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「
腐葉土」をご使用下さい。
(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。
(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。
(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。
(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。
増やし方
種まき、挿し木、株分け