Brassica rapa var. rapa
甘味に富み風味格別
「飛騨紅かぶ」は岐阜県高山市周辺で古くから栽培されてきた中型の赤カブです。葉の明るい緑色と皮の鮮やかな紅色のコントラストが美しいです。肉質は緻密でほんのり甘く、地元では「赤かぶ漬け」に利用されています。「かぶ」は春の七草である「すずな」のことです。アブラナ科の根菜で、肥大した根の部分や葉をいただきます。越冬草で寒さにも強く冬の野菜として重宝します。ヨーロッパ型とアジア型に大別され、さらに大中小で分類されています。アブラナ科には共通して辛みや苦みがありますが、かぶは甘みが強く食べやすいのが魅力です。