植え方・用土
球根は8月末がおすすめですが、10月中旬までには植え付けて下さい。日当たり、風通しのよい場所が良いです。酸性土壌に弱い性質を持っていますので、2~3週間前には苦土石灰を散布して土壌改良をしてください。
鉢植えの場合は赤玉土(小粒)7:
腐葉土2:バーミキュライト1の割合で混ぜあわせた土か、
花ひろば培養土「和み」を使います。地植えは、
堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後
堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。
植え付け間隔は地植えで10~15cm位。球根では10号鉢に2~3球、65cmプランターに4~5球が植え付けの目安です。
球根の先端が土からはみ出るくらい、浅く植え付けるのがポイントです。
水やり
植え付け後は根付くまではたっぷり与えて下さい。発芽までは約7~10日位です。
ホームタマネギは加湿に弱いため発芽した後は乾燥気味に育てます。ただし、プランター栽培の時は用土が乾燥しやすいので注意が必要です。気温が高い日が続くと用土が乾燥しやすくなるので、水を多めに与えるようにしましょう。
肥料のやり方
地植えの場合は、2月上旬頃と3月中旬頃の2回、肥料を与えてあげてください。プランターの場合は、植え付け後から1~2か月後に肥料を与えてあげてください。
植え付けから約1ヶ月で追肥をします。1株あたりに
化成肥料10gを周辺の土と混ぜ合わせるようにして与えましょう。2回目の追肥は植え付けから2か月後です。同量の
化成肥料を同じ要領で与えましょう。水やりを兼ねて薄めの液肥を週に1回与えるのも効果的です。タマネギは追肥のタイミングを間違わないよう注意しましょう。遅い追肥は病気の発生要因となります。
花芽の付き方
タマネギは他家受粉をしますので、ネギ坊主を手で触れて、他のタマネギに付けてあげると人工授粉を行うことが出来ます。
その他豆知識
ホームタマネギは植え付ける時期と収穫する時期の見極めが良質の球を収穫する最大のコツ。タマネギは、子球を植える時期が遅いと低温に遭ってトウ立ちしてしまいます。一般的に「ネギ坊主」と呼ばれるもの。ネギ坊主が出ると玉が大きく育たないので小さなうちに摘み取ってしまいましょう。
タマネギは植えた株の6~7割の茎葉が倒れた頃が収穫適期。11月下旬~2月頃が収穫時期となります。
病害虫の予防法
アブラムシ類・ネギアザミウマ・タネバエ・ネギコガ・ネダニ・ネギハエモグリバエなど。被害を最小限に食い止めるため早めの害虫対処が効果的です。