星形の青い花が可愛いハーブ
ボリジは、青色の花とキュウリのような香りの葉が特徴で、背丈30~80cm程の大株に育つ一年草のハーブです。房なりの青い花は綺麗な星形で可愛らしく、観賞用としても楽しめ、大変育てやすいハーブです。
白い柔毛を生やした葉はキュウリのような香りがあり、刻んでサラダに入れたりスープに入れるとおいしくいただけます。
花はエディブルフラワーなので、サラダやケーキにのせて彩りを楽しめる他、白・赤ワインに入れると、花がピンク色に変わって新たな彩りを楽しめます。
【育て方について】
播種時期:3~6月、9~10月
直播き(表土から1cm前後の深さに点まき)またはセルトレー・ポットで育てます。直播きの場合は株間を30~40cmとります。セルトレー・ポットの場合は本葉が4~5枚の頃に株間30~40cmで定植します。種まきから約60日が収穫開始の目安で青色の花を適宜収穫します。葉は種まきから約40日から収穫開始できます。
ボリジの花は、砂糖漬けにしてケーキの飾りに使ったり、ハーブティーに浮かべたり、ポプリやドライフラワーにしたりと、その可憐な花姿を楽しむ方法は様々です。また、民間薬としても用いられてきたハーブで、古代ギリシャ時代には勇気を与えてくれる薬として、出陣前の兵士がワインに浮かべて飲んだそうですよ。そのワインが何ワインだったかは分かりませんが、白ワインに花を浮かべると、青い花がピンク色に変わります。ハーブティーに花を浮かべ、レモンを垂らしてもピンクになります。素敵ですね。
一年草ですが、こぼれ種から発芽してよく増える、丈夫で育てやすい植物です。
茎葉がゴワゴワした毛に覆われていて、触るとチクっとするのでお気を付けくださいね。