生育旺盛でたくさん採れる。耐病・暑さに強い。
インゲンマメは古代からアメリカ大陸での主要作物として栽培されており、アステカ帝国では乾燥させたインゲンを税の物納品目として徴収していました。日本には明からの帰化僧・隠元禅師が持ち込んだとされることから「インゲンマメ」と呼ばれるようになりました。地域によってはフジマメをインゲン豆と呼ぶこともあります。インゲンマメには、若い莢を食べる軟莢種(さやいんげん)と成熟した種子を食べる実用品種があり、さらにツル性の品種とツルなしの品種に分けられます。加熱せずに食べると中毒になるため、基本的に煮物に利用。加熱すれば無毒化し、タンパク質が豊富な非常に栄養価の高い作物です。