デビッドCHオースチン氏により作出され、デビッド・オースチン・ロージズ社が「イングリッシュローズ」というブランド名で販売している、今世界で注目されているバラ達です。オールドローズの可憐な魅力と香り、モダンローズの豊富な色と四季咲き性、両方の良さを併せ持つのが魅力で、「花の美しさ」「丈夫さ」「葉の美しさ」「香り」「樹形」など数多くの基準をクリアしていないと発売されません。
イングリッシュローズ。デビッドオースチン社のバラは新苗は生産がありません。
ジ・オルブライトン・ランブラー
The Albrighton Rambler
イングリッシュ・ローズ
イギリスのディビッド・オースチン作出のイングリッシュローズ。
イングリッシュ・ローズの花形のモダンさに魅了されるバラ愛好家はとても多いです。
やわらかいピンクからブラッシュピンクへ変化していく枝垂れるように咲きます。
ほとんどのランブラーがシングルかセミダブルの花であるのに対して、この‘ジ・オルブライトン・ランブラー’は小さめでカップ型の完璧な花で、非常にやわらかなピンクからブラッシュ・ピンクへとやわらいでいきます。美しく整然と並ぶ花びらは小さなボタンアイを持ち、極まった愛らしさと魅力的な全体像を持つバラです。大きめの房咲きの花が優雅に枝垂れて咲き、四季咲き性があります。軽いムスクの香りのある典型的なハイブリッド・センパビレンスの香りがあります。
3.0-3.6m、または更に伸びることもあるとオースチン社のカタログには表記がありますが、平地では2mくらいのつるバラとして利用できます。うどん粉病に強い極めて丈夫な品種です。うどんこ病に強い。黒星病に強い。少しの手入れでよく咲き、雨の影響もほとんどありません。
ランブラーローズは枝がしなやかで、壁面仕立てなど大きく誘引して楽しみたい品種です。
ジ・オルブライトン・ランブラー の特徴
学名
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Rosaceae Rosa バラ科 バラ属
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別名
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Ausmobile
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作出年・作出者
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2014年 (イギリス・デビッドオースチンロージズ株式会社・デビッド オースチン)
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開花時期
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繰り返し咲き
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花色・大きさ・花形
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薄いピンク・中輪咲き(6cm位)・カップ咲き
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香りの強さ
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★★★☆☆ 中香 ムスク
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最終樹高
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地植え:1.2m ~ 3.5m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉低木)
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最終葉張り
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1.3m ~ 3m つる性 しなやかタイプ
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栽培用途
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鉢植え、庭植え、花壇、地植え、オベリスク、トレリス、フェンス
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成長の早さ
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樹勢は普通
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植栽適地
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日本全国
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育てやすさ
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★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた、耐陰性普通、 耐寒性普通、耐暑性普通
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耐病害虫性
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耐病性:強い 害虫:普通
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トゲの大きさ
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トゲは普通
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植え方・用土
植え付け適期は10月から翌年の春、遅くても5月中には植えてあげましょう。他の時期でも植え付けは可能ですが、葉っぱが残っている時期は根鉢を崩さないようにそっと植えつけ、水切れさせないよう注意します。ふかふかの土が好きなので、地植えの場合は完熟
堆肥を漉き込んで植えつけます(肥料分が入っていない場合は元肥もいれます)。鉢植えの場合は
培養土を使用すると楽ちんです。スリット鉢でない場合は、排水性を良くするために
鉢底石を鉢底に敷いてください。
水やり
鉢植えの水やりのポイントは、土が乾いたらたっぷりと水を与えることです。地植えの場合は土が乾いて葉の先が萎れたときにたっぷりと与えます。ですので、梅雨の時期は控え気味に、真夏の高温期は水切れさせないよう注意しましょう。
冬の時期は休眠期に入るので鉢植えでも水やりは控え気味に。たまに土の表面を見て乾いていたら与える程度で大丈夫です。地植えの場合は雨水で十分です。
肥料のやり方
3月の芽出し時期と7月の夏剪定後に追肥を行います。バラが弱っている場合は液肥や活力剤で樹勢回復を優先しますが、そうでない場合は緩効性肥料を適量与えます。
地植えの場合は、寒肥として株周りに乾燥牛糞等を漉き込みます。
その他豆知識
近年の夏の暑さはバラにとっても大変な負担です。直射日光が当たらないように工夫するなど、バラが涼しく過ごせるような対策をしてあげましょう。葉っぱが黄色くなり始めたら夏バテのサインです。
病害虫の予防法
3月頃から病害虫の被害が増え始めます。植物の様子を見ながら適宜、薬剤などを使用します。特に、梅雨の湿気が多い時期や真夏の高温期は要注意です。