花が緑色になる非常に珍しい品種
茎の黄緑色と同じような、はっきりとした緑色を呈した花弁のバラです。花弁に見えるのは萼。秋は紅葉して赤色に部分的に染まります。緑色の花はとっても不思議な雰囲気で、一見すると花に見えない感じもあります。香りはほとんどありません。
小輪ですが、株を覆うほど咲きます。花もちも良いので冬以外は花がついてきます。耐病性もあり、黒星病にも強く、うどんこ病に強い。初心者向けの品種です。チャイナローズの一種。ミドリバラとも呼ばれます。チャイナ系は強い切り戻しを嫌うので、剪定は花がらを落とす程度にとどめます。
「オールドローズ」とは、名前の通り古くからある歴史的な品種群を指します。モダンローズ第1号のラフランスが誕生した1867年以前から栽培されていたバラの品種群。多くのバラの原種とも言えますが、学術的に明確な分類はありません。つる性、一季咲き、素晴らしい芳香を持つ品種が多い傾向にあります。