ギンバイカ(マートル)
南欧スペインでは花嫁の髪飾りに使われる祝いの木
ミルタスともいわれます。
梅に似た花を咲かせる常緑樹です。
ギンバイカ の果実は秋に黒く熟します。食べられますが、美味しくないです。
南欧スペインでは花嫁の髪飾りに使われる祝いの木。
銀梅花(ギンバイカ)の名の通り、梅に似た白い花を咲かせます。葉も美しく、花の咲く常緑樹で、成長が遅いので扱いやすいです。
蕾や開花したばかりの花が香りが強いので、摘み取りハーブとしても利用してください。蕾や花はガクをとってサラダに散らしてもおしゃれ。葉も随時摘み取り、どちらも乾燥させてポプリやハーブピローに利用できます。ハーブではギンバイカという名前ではなく、マートルという名で流通しています。
晩秋には黒紫色の果実が熟し、食べられます。(食べるところが少なくおいしくはありませんでした。)
庭木、鉢物、枝もの、生垣など用途の広い植物です。刈り込んで樹形を仕立てたり、生垣に用いたりと用途は多様です。たくさん花が咲くので低めのシンボルツリーにも最適です。
寒さに弱いので西日本の暖地では庭植えがオススメできますが、寒冷地では冬は寒さをしのげる場所でおねがいします。冬は寒さにあたって葉がベージュ色になります。換気用になじむと寒さによる葉の変色は少ないです。千葉県ディズニーランドホテルの前に植栽されていました。
ギンバイカの生垣千葉県では屋外越冬します。潮風にも強そうです。
南欧では花嫁の髪飾りに使われる、祝いの木。ギリシャ神話では美の女神ヴィーナスと愛の象徴とされることから、結婚式のリースに使われるそうです。
マートルといったり、ミルタスといったり、「銀梅花(ぎんばいか)」といったり、「銀香梅(ぎんこうばい)」と書いたり呼び名は様々。
ギンバイカの特徴
学名
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Myrtaceae Myrtus フトモモ科 ギンバイカ属
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別名
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祝いの木、マートル、銀香梅(ギンコウバイ)、銀香木(ギンコウボク)、ミルタス、ミルトス
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開花時期
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5月
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花色・大きさ・花形
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白・小輪咲き(2cm位)・一重咲き
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香りの強さ
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★★☆☆☆ 微香 フルーティー
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果実の大きさ
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★☆☆☆☆小果 1cm弱 豊産性あり
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果実の用途
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観賞用
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結果年数
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1~2年
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自家結実性
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1本でなる
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最終樹高
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地植え:1m ~ 3m (常緑低木)
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最終葉張り
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1m ~ 2m
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成長の早さ
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遅い (20cm/年)
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植栽適地
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関東~沖縄
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育てやすさ
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★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、 豊産性あり、耐寒性普通(-5度)、耐暑性強い
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耐病害虫性
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耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない
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芽吹き時期
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4月
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トゲの大きさ
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なし
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花言葉
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高貴な美しさ、愛のささやき
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植え方・用土
基本的に移植や植え付けは11月~入梅までに行います。適期は3月から4月です。肥沃な水はけの良い土壌に植えます。植え付け時は枝先を切り戻しし、 植え痛みに備えます。移植を嫌うので、地植えの場合は、植え付け1年以上経過したら植え替えは避けましょう。
南向きの日だまりか、北風の吹かない場所に植えます。寒さに弱いので西日本の暖地では庭植えがオススメできますが、寒冷地では冬は寒さをしのげる場所でおねがいします。
地植えではバーク
堆肥をよく混ぜた用土で植えます。鉢植えでは
培養土で植えてください。
水やり
水管理は、雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合は、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
庭植えは2月ごろ寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは3月に
化成肥料を株元に追肥します。
剪定方法
刈り込んで樹形を仕立てたり、生垣に用いたりと用途は多様です。冬以外はいつでも剪定できます。花が終わったら樹形を整えます。徒長枝の切り戻しを随時必要に応じて行います。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。