Allocasuarina nana(Casuarinanana)
タマモクマオウ|ポット苗


沖縄に自生するタマモクマオウ

風にそよそよと揺れる細葉がこんもりと茂る独特な樹形が魅力の庭木
「タマモクマオウ」はモクマオウの矮性品です。単にモクマオウと呼ばれることもあるようです。
高木となるモクオアウの中でも比較的コンパクトに収まる矮性種です。こんもりと茂る葉姿が可愛らしい品種です。「カスアリナ」は学名で、「タマモクマオウ」と呼ばれることもあります。一見、葉が茂ったように見えますが、ほとんどは枝で、全体の姿は多行松のような独特の樹形になります。
「モクマオウ」はオーストラリアなどの熱帯でみられる広葉樹で松と似た雰囲気を持ちます。(実際は松とは類縁が薄いです)日本では本来自生していませんでしたが、一部地域で野生化が進んでいます。建築材、土木用材、燃料材などに利用され、樹皮は染料にもなるなど利用価値の高い樹木です。
カスアリナ モクマオウ の特徴
学名
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Allocasuarina nana(Casuarinanana) モクマオウ科
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別名
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木麻黄、ドワーフシーオーク、カシュアリーナ、モクマオウ(木麻黄)、タマモクマオウ
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開花時期
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4~10月
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花色・大きさ・花形
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淡緑白色
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自家結実性
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雌雄異株
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最終樹高
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地植え:1m ~ 2.5m (非耐寒性常緑低木)
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最終葉張り
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1m ~ 1.5m
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栽培用途
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地植え、庭木、植林、防風林など
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成長の早さ
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やや早い
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植栽適地
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関東以南~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
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育てやすさ
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★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた、 耐寒性やや弱い(3度)、耐暑性強い、耐乾性強い
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耐病害虫性
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耐病性:強い 害虫:強い
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植え方・用土
日当たり、風通し、水はけがよく、肥沃な土壌を好みます。寒さにあまり強くないので冬に北風が当たらない場所に植え付けましょう。過湿に弱いため軽石をしっかり入れ、水はけをよくするのがポイントです。鉢植えの場合は、鉢が根が詰まってきたらひとまわり大きな鉢に植え替えをします(2~3年が目安)。関東より寒い地域、霜が降るような地域では冬越しが難しいため、鉢植えで管理し冬は暖かな室内に取込みます。
水やり
乾燥を好むものの水切れを起こしやすいので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行います。湿りすぎると根ぐされを起こしやすいので気をつけましょう。一方、意外と水切れ耐性はないため、鉢植えの場合は乾燥させすぎないことも大切です。
肥料のやり方
植えつけの際に、元肥として緩効性
化成肥料を植えつけ場所の土や用土に混ぜておきます。追肥は、生育期間中に1回、発酵油かすなどの緩効性肥料を置き肥します。
病害虫の予防法
株もとに落ちた細い茎葉はこまめに取り除きましょう。
増やし方
挿し木、種