植え方・用土
日当たりがよく、水はけのよい土質を好みます。
寒さには比較的強いのですが、寒風が避けられる場所で育ててください。
高温多湿を嫌うので、夏の気候が暑すぎるところでは生育不良になりやすいです。
9~10月が最も植え付け、植え替えに適した時期です。
【鉢植えの場合】
水はけのよい土質を好むので、赤玉土6、
腐葉土4の割合の用土で植え付けします。
牡丹は植え替えを嫌うので、鉢は最初から大きめのものを用意します。【地植えの場合】
直径30~40cmで、接木部分が10cmほど埋まる深さの穴を掘り植え付けます。
水はけが悪い場合は、赤玉や
腐葉土を入れましょう。木と木の間は80cmほど離してあげてください。土が乾燥しすぎるのを防ぐためわらなどで根元をおおいます。
水やり
【鉢植えの場合】
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。冬場は凍結を避けるため日中の暖かな時間に与えます。3月から5月頃が一番水切れしやすい時期ですので、表面が乾いたらたっぷり与えます。
【地植えの場合】
ほとんど水やりは必要ありません。真夏に晴天が続くようなら日が落ちた後に、少量の水を地中にいきわたらせるようにあげましょう。
肥料のやり方
肥料 牡丹は肥料食いといわれるように多くの肥料を必要とします。 庭植えでは年4回与えます。寒肥(1月)・芽出し肥(3月)・お礼肥(5月)・新芽の発生期(10月)です。
剪定方法
花の終わった後に「芽摘み」を行います。種をつけさせると株が弱るので、花が終わったらカットし、その下の枝は根元に近い2芽のみを残し、上の芽は摘み取ります。
余分な枝を切る透かし剪定や切り戻し剪定は9~10月頃に行います。
その他栽培や性質の注意点
比較的高温多湿を嫌うので、太平洋側の暖地では夏に西日を避けて、涼しい場所を栽培したほうが良いです。
その他豆知識
牡丹は植え替えを好みませんが、鉢植えの場合は3~5年後に生育が悪くなった場合に植え替えを行います。植え替えをしなかったり、株の周囲の土がなだらかになってきたら、株元に土を寄せておきます。
台木(シャクヤク台木)から出る枝はすぐに取り除いてください。