葉に美しい黄散斑が入る珍品種
こちらの散斑品種は、メス木ですので近くにオスの木があれば黒い実がつきます。
花筏(はないかだ)は桜のようにギザギザした葉で、葉の上(主脈の真ん中)に花をつけ、8月~10月ごろに果実を実らせます。
雌株には雌花が、雄株に雄花が咲く雌雄異株なので、果実はメスにしかなりません(近くにオス木も必要です)。果実7~9mmほどで、最初は青く、だんだん黒く艶やかな色になります。まるで、黒い真珠が葉の上に乗ったような神秘的な感じ。果実が面白い雌株も人気ですが、オスの花は活花や茶花で人気です。
果実は生食や果実酒に、春から初夏にかけて出る新芽は天ぷらなどにも楽しめます。加熱すると松茸のような香りがあります。
ハナイカダは昔から大好きな植物でして、毎年生産者さんの苗を探すのですが、なかなか入荷できないレアキャラです。マニアックな品種です。