モフモフした花穂が触りたくなります。
ネコヤナギは病害虫に強く、手間の掛からない落葉樹です。
2~3月頃花芽を脱ぎ、白いわたわたの愛らしい花を咲かせます。枝物として切花にも使用できます。
樹高は1.5m位まで生長します。自然樹形で大株に育てると見事です。
赤いからをかぶっている間は「赤芽柳」と呼ばれます。赤いからが取れ、銀色の房が現れると「ネコヤナギ(猫柳)」と呼ばれるようになります。絹毛が光って美しく庭木として風情のあるお庭を演出します。ネコヤナギ。モフモフした「銀色」の花が印象的で、
植木生産者の間では、「銀ネコ」などと呼ばれています。
ただモフモフしているだけでは無く、実はネコヤナギには、もっと深い謎が隠されていました。
意外と知られていない!?実はネコヤナギは雌雄異株。
写真を見ておわかりいただけますでしょうか?ネコヤナギは開花 (花では無く、花穂)したあと、しばらくすると写真のようにシベが展開してきます。雄花はシベの先端にオレンジ色の葯(やく)が付いたシベを展開します。ちなみに、雄株は雄花を咲かせ、雌株は雌花を咲かせます。雌花のもうひとつの特徴として、成熟すると綿毛に包まれた「種」を出します。
雄花の花穂は雌花よりも大きいです。雌花は写真のようなオレンジのシベは無く、白い毛が密集しており、遠目で見ると白いワタ毛に少し黄色がかった毛 (シベ)がある感じです。
ぜひ豆知識として覚えておいてください。う~ん、ネコヤナギ、奥が深い!
ちなみに当店で販売しているネコヤナギは、基本的に雄花のみです。
別名:狗尾柳(えのころやなぎ)
ネコヤナギという名前を聞いたことが無い方も、「猫じゃらし」という言葉は聞いたことがあると思います。花というよりは「花穂」のネコヤナギは、触るとモフモフして気持ちいい、手間のかからない落葉低木樹です。こんな不思議な形をした花は他に無く、道端にあるだけでも一目を引きますね。