紅葉の美しい木|イロハモミジ
モミジと言えばこの品種!と言われる程、紅葉の美しいもみじ!
イロハモミジの特徴
紅葉の名所に植えられているモミジです。最も代表的なカエデです。初心者にもオススメです。
秋の紅葉が大変美しく、葉は掌状に5~7裂に分かれます。枝は四方へと斜上し、樹姿に優雅な趣があり、和風庭園に似合うのはもとより、洋風ガーデンにも良く似合います。場面を選ばない木です。
芽だしの葉色は赤~緑になり、初夏は緑葉、秋に赤く紅葉して落葉します。葉は光を通しやすく、木漏れ日が美しい。新緑も美しく、樹姿、葉、花、実それぞれに独特の魅力があります。 樹勢が強く、よく生長します。
名前の由来は、掌状に分かれた葉の先を「いろはにほへと・・・」と数えたことからと言われますが、私たちの仲間では葉色が移り変わる様を「いろはにほへと・・・」と色の異なる葉を数えています。
別名:イロハカエデ、タカオモミジ、タカオカエデとも言われています。
学名 |
Acer pelmatum カエデ科カエデ属 |
原産地 |
福島県以西 |
開花時期 |
4~5月頃 |
最終樹高 |
2~5m前後 耐寒性落葉高木 |
類似品種 |
ヤマモミジ |
成長の早さ |
早い
(0.7m/年) |
植栽適地 |
全国 |
栽培用途 |
切花、鉢植え、寄せ植え、盆栽、シンボルツリー、花壇、工場緑地帯、街路樹、学校、公園 |
育てやすさ |
耐寒性強、耐暑性強、害虫がつきにくい、萌芽力あり、成長が早い、日陰に強い |
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カエデ・モミジ の育て方
植え付け・用土
基本的にポット苗や根巻き苗の植え付けは10月~入梅までに行います。寒冷地では12月~2月の極寒期は避けます。
水はけの良い、肥沃な土壌に植えます。腐葉土や堆肥をすぎ込んで植えてあげてください。美しい紅葉を楽しむなら日当たりに植えます。日当たりを好みますが、2~3時間の日光でも大丈夫。日当たりが悪くなるにつれ、葉色が本来の美しさを発揮できなくなります。
管理場所・剪定
夏の暑い時期は水切れをおこしやすいので、たっぷり水を与えてあげてください。
剪定は5月中旬~7月ごろ、もしくは10月下旬~12月に行ってあげてください。一般的に植物は冬の落葉時期に剪定をしますが、カエデ・モミジは1~5月は剪定は控えます。
なるべく細い枝を残し、枯れた枝や樹勢の強い太い徒長枝、内側に伸びる枝を付け根から落とします。
肥料・ポイント
開花前に寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
病害虫について
病害虫はほとんどつきませんが、気候により発生します。テッポウ虫に注意です。幹を食い荒らし、発見が遅れたら木を枯らしてしまいます。5~9月は幹周りをよく観察し、木の食べかすや糞が幹の周囲に散乱していないかチェックしてください。
4月ごろ、アブラムシがつくことがありますので発生しだい駆除します。風通しが悪いとうどん粉病も出やすくなります。
紅葉を楽しむ
秘訣
1.秋に昼夜の気温差が激しくなること。
2.日当たりや良いこと
3.紅葉時期に肥料分が切れてくれること。
4.秋まで葉が美しく残ること。
葉に切れ込みがあり、葉が薄めのカエデ類は夏の高温で葉を乾燥して茶色くさせてしまうと秋の紅葉が楽しめなくなります。鉢植えは夏は水切れに注意してあげてください。もし、葉が茶色くなり始めたら、8月下旬まででしたら思い切って葉をむしってやります。その頃までは葉をむしって坊主にしても9月ごろから芽吹きますが、9月を過ぎると芽吹かずに紅葉も見れなくなります。夏は西日があたりにくいような場所で育てるのがポイントです。
また、農薬散布の薬害で葉が痛むので、希釈倍率を薄めにし、気温の高い時間帯の農薬散布は控えます。
肥料を与えすぎると紅葉しなくなりますので、肥料は寒肥だけにして、普段は控えめに。