シャラノキ ナツツバキ
樹形がやさしい。幹も美しいので大好きな木のひとつ
沙羅双樹の花の色・・・・。
シャラノキ ナツツバキの花
ナツツバキの花 うっすらとピンク色が残ることがあります。
ナツツバキの果実。
北側のシンボルツリーにおすすめします。
ナツツバキ(夏椿)はツバキの仲間です。花もツバキそっくりで、花は一日花でポトッとそのまま落ちます。茶花や切花にもおすすめ。利休七選花のひとつです。(利休七選花:ヤマボウシ、ムシカリ、ハクウンボク、白ワビスケ、マルバノキ、オオヤマレンゲ、ナツツバキ)
花の美しさも良いですが、その雰囲気と樹形がきれい。なんといっても灰褐色の光沢のある幹肌が美しいです。
明るい幹肌が印象的で洋風ガーデンにも良く合います。秋は美しく紅葉します。
樹勢もおとなしく、新緑、花、幹肌、紅葉、どれをとっても美しい魅力満点の木です。樹形は枝が斜上し、ほうき状になります。葉はやや厚く薄緑色でやさしげな感じです。全体に上品で明るい印象です。
しゃらのきなつつばき
シャラノキの別名を持つことから、聖樹として寺院の庭に植えられています。
近縁種にヒメシャラがあります。シャラはヒメシャラよりも葉も花も一回り大きいです。
夏椿の特徴。初夏に咲き続けるシャラの白花は清楚で、お庭を静謐に演出してくれます。シャラの木は「沙羅の木」「夏椿(ナツツバキ)」、地方によっては木肌が似ていることから「サルスベリ」と呼ばれることもあるんですよ。幹は少しうねうねしていて風情があります。幹肌はツルッとしていて百日紅に似ています。模様がかる幹肌と樹形が美しく、春の新緑と初夏の花、秋の素晴らしい紅葉と見どころが多いのが魅力です。お庭に1本植えておきたい雑木です。自生地では大木になりますが、宅地などではさほど大きくなっているのは見かけません。ちょうどよいサイズで収まります。ツバキ科の中でも珍しい落葉樹です。
夏の西日を嫌うので、西日が当たらない場所に植えてください。夏の西日が当たっている部分だけ枯れたりします。
夏椿の特徴
学名
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Stewartia pseudocamellia ツバキ科 ナツツバキ属
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別名
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しゃらのきなつつばき
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開花時期
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6月
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花色・大きさ・花形
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白・大輪咲き(7cm位)・一重
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最終樹高
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地植え:5m ~ 10m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性落葉高木)
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最終葉張り
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2m ~ 4m 直立性
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栽培用途
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地植え、シンボルツリー、目隠し、鉢植え、盆栽、寄せ植え、目隠し、花壇、工場緑地帯、街路樹、学校、公園、ゴルフ場
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成長の早さ
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やや早い (50cm/年)
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植栽適地
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東北地方~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
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育てやすさ
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★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた~日陰、耐陰性強い、 耐寒性普通、耐暑性普通、耐乾性やや弱い
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耐病害虫性
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耐病性:強い 害虫:強い
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芽吹き時期
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3月下旬~4月
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花言葉
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愛らしさ
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植え方・用土
基本的に移植や植え付けは11月~入梅までに行います。東北以北では春植えをおすすめします。
日当たり、肥沃な土が理想です。夏の強い日差しを嫌うので、少しでもいいので西日をさえぎるものがある場所に植えます。
堆肥や完熟の
腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。 鉢植えでも大丈夫です。半日陰でも生育は良好です。乾燥防止のマルチングがおすすめです。
肥料のやり方
ほとんど必要ありませんが、植え付け後2~3年たってもほとんど成長がない場合は、2月ごろに寒肥として油かすと
腐葉土や
堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
剪定方法
ほとんど必要なく、自然に樹形が整います。樹形を乱す枝を取り除く程度です。剪定をする場合は冬にお願いします。
幹の太みが出て、ある程度大きく育つと幹の皮がめくれ、美しい模様を見せるようになります。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきません。