モミジ 野村
濃い紫紅色の落ち着いた葉色が美しい
野村 の新緑。芽吹き始めはこの赤です。空を見上げるとこのように透けた赤。
野村モミジの赤い展葉。春の葉です。
ノムラモミジは初夏には色が落ち着いた濃い小豆色のような葉になります。
新芽から夏も秋も赤色のモミジ。環境によっては夏に緑~黄緑になります。
野村紅葉(のむらもみじ)は、新芽から落葉までの時期を赤い葉色で過ごすことが最大の特徴で、濃い紫がかった紅色から微妙に変化していく様子を楽しめるのもこの品種の魅力です。環境によっては夏に緑~黄緑になります。
名前の由来は「濃紫(のうむらさき)」が転じて「のむら=野村」になりました。芽出しから小豆色のような濃い赤の葉色が美しいモミジです。
日あたりを好みます。日あたりが良いほうが葉がきれいになります。ただし、夏の暑さが続くと葉が縮んだり枯れこむことがあります。株元が暑くなりすぎないよう、下草や敷き藁で保護してあげてください。
新緑の時期に他の樹木と混植すると、その葉色が際立ってみえます。カラーリーフとして洋風ガーデンにもよく似合います。庭のアクセントとしても利用されます。
紅葉(紅葉)は楓(かえで)の俗名で、楓はモミジ全般の総称でもあり、昔はカエデの中でも紅葉が特に美しいものを「もみじ」と呼ばれたりしました。紅葉(こうよう)=カエデ(モミジ)と言っても過言ではありません。
カエデは意外と洋風に似合い、欧米のコニファーガーデンでもカエデが欠かせません。
オオモミジ系
\“野村もみじ”の特徴
学名
|
Acer palmatum cv.sanguineum カエデ科 カエデ属
|
別名
|
のむらかえで、武蔵野(むさしの)、濃紫
|
開花時期
|
4月~5月
|
花色・大きさ・花形
|
赤
|
最終樹高
|
地植え:4m ~ 5m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉高木)
|
栽培用途
|
鉢植え・寄せ植え・盆栽・シンボルツリー・カラーリーフ・街路樹・学校・公園
|
成長の早さ
|
やや早い
|
植栽適地
|
北海道南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
|
育てやすさ
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い、耐暑性普通
|
耐病害虫性
|
耐病性:強い 害虫:やや強い
|
花言葉
|
節制、遠慮、自制、大切な思い出
|
苗木部の配送料金について
こちらの商品の送料区分は・・・
通常梱包(宅配便)です。
※送料は購入手続きにて配送先住所を指定した際に表示されます。
※離島・一部地域は追加送料がかかる場合があります。
送料については
こちら
お届けする商品について
商品について |
商品は1年生接ぎ木ポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約110cmです。根鉢の大きさは5号(直径15cmポット)です。1年生苗とは苗木ができて1年目の苗です。
秋~冬は落葉しているので葉がありません。春に芽吹きます。 |
カエデ・もみじ オオモミジ系 野村の育て方
植え方・用土
基本的に移植(掘り取り)は11月に行います。ポット苗や根巻き苗の植え付けは10月~入梅までに行います。寒冷地では12月~2月の極寒期は避けます。
水はけの良い、肥沃な土壌に植えます。美しい紅葉を楽しむなら日当たりに植えます。日当たりを好みますが、2~3時間の日光でも大丈夫。日当たりが悪くなるにつれ、葉色が本来の美しさを発揮できなくなります。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたタイミングで水やりをします。完全にカラカラになった状態にはしない方が良く、「乾き始め」くらいで水を与えましょう。モミジは水切れすると、葉っぱがチリチリになるので、すぐわかります。
庭植えの場合の水やりは基本的に不要ですが、他の植物に水を与えるついでに、モミジにも与えるのがベストです。その際は葉の表面にも水を与えます(鉢植えでも同様に、葉への水やりを行ったほうが良いです)。こうすることで葉がうるおい、チリチリになるのを防げます。植物は葉の表面からも水を吸収できるのです。
肥料のやり方
開花前に寒肥として油かすと腐葉土や花ひろば堆肥\“極みを株周りに穴を掘り与えます。
肥料を与えすぎると紅葉しなくなりますので、肥料は寒肥だけにして、普段は控えめに。
剪定方法
カエデの剪定は難しく、プロの技術を見る基準のようなものです。やわらかく仕上げると格好がよくなります。
剪定の時期は5月中旬~7月ごろもしくは、10月下旬~12月です。
一般の樹種は冬の落葉時期に剪定をしますが、カエデ・モミジは1~5月は剪定は控えます。
なるべく細い枝を残し、太い枝を抜いていきます。まず枯れた枝を元から切ります。樹勢の強い太い徒長枝、内側に伸びる枝を付け根から落とします。
その他豆知識
【紅葉を楽しむ秘訣】
葉に切れ込みがあり、葉が薄めのカエデ類は夏の高温で葉を乾燥して茶色くさせてしまうと秋の紅葉が楽しめなくなります。鉢植えは夏は水切れに注意すること。もし、葉が茶色くなり始めたら、8月下旬まででしたら思い切って葉をむしってやります。その頃までは葉をむしって坊主にしても9月ごろから芽吹きますが、9月を過ぎると芽吹かずに紅葉も見れなくなります。夏は西日があたりにくいような場所で育てるのがポイント。また、農薬散布の薬害で葉が痛むので、希釈倍率を薄めにし、気温の高い時間帯の農薬散布は控えます。
肥料を与えすぎると紅葉しなくなりますので、肥料は寒肥だけにして、普段は控えめに。
紅葉が美しくなる秘訣まとめ:
1.秋に昼夜の気温差が激しくなること。
2.日当たりが良いこと
3.紅葉時期に肥料分が切れてくれること。
4.秋まで葉が美しく残ること。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきませんが、気候により発生します。テッポウ虫に注意です。幹を食い荒らし、発見が遅れたら木を枯らしてしまいます。5~9月は幹周りをよく観察し、木の食べかすや糞が幹の周囲に散乱していないかチェックしてください。
4月ごろ、アブラムシがつくことがありますので発生しだい駆除します。風通しが悪いとうどん粉病も出やすくなります。