Annona cherimola
バナナチェリモヤ|接木苗
バナナみたいな面白い形のチェリモヤ
「バナナチェリモヤ」はRaimondia属に分類されることもあります。エクアドルの固有種の低木で、葉脈がはっきりしている葉が観葉植物としての価値も高いです。花は1cm程度て、成長すると幹から直接でて、数珠のように繋がり咲みだれる様子は非常にエキゾチックです。果実はチェリモヤと同じような構造ですが、果皮は黄色で細長く、まるでバナナのような形をしています。果肉の食感は柔らかく、チェリモヤのような味だそうです。香りは柑橘に似た爽やかな香りがするようです。
チェリモヤは、パイナップル、マンゴスチンとともに世界三大美果といわれている果物です。大きさは品種によってばらつきがありますが直径10~15cmぐらいで、重さは約100g~500g前後で、大きいものだと1kgを超えることも!果肉の味は、白くカスタードのようにねっとりしており、甘みが強くわずかに酸味があります。種子は、大きさ1~2cmで10~20個くらい入っています。また、ハート形の果実にはウロコ状の模様が見られ、果皮が出っ張っているものやデコボコしているもの、滑らかなものまで種類によってさまざまな形があります。その形状は「フィンガープリント」や「アンボネート」などいくつかのタイプがあり、各々によって果皮の特徴が異なります。ちなみに国内では、カリフォルニア産とチリ産が主に流通しており、「フィンガープリント」が多いようです。
チェリモヤ 【バナナチェリモヤ】の特徴
学名
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Annona conica アノナ科 アノナ属
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別名
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森のアイスクリーム、カスタードアップル、フェノデヘテ
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花色・大きさ・花形
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極小輪咲き(1cm位)
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果実の大きさ
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★★★☆☆ 中果 10~15cm
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結果年数
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3~5年
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自家結実性
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1本でなるけど、受粉樹があったほうが良い
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最終樹高
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鉢植え:1m ~ 2m (半落葉小高木)
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栽培用途
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鉢植え、観葉植物、インテリアプランツ
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植栽適地
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東海地方~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
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育てやすさ
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★★☆☆☆ 初心者には少し注意 日照条件:日なた、耐陰性やや強い、土壌酸度:弱酸性 耐寒性弱い(10度)、耐暑性やや弱い、耐乾性普通
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耐病害虫性
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耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない
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花言葉
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魅力、愛情
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商品について |
商品は接ぎ木ポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約35cmです。根鉢の大きさは3号(直径9cmポット)です。
冬から春は葉が少なくなっております。
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チェリモヤ バナナチェリモヤの育て方
植え方・用土
植え替えは9月から11月ごろ、または3月から5月ごろに行ってください。適期は3月ごろです。水はけの良い肥沃な用土を好みます。どちらかというと弱酸性土壌を好みます。配合は、赤玉土7、腐葉土3の割合。市販の園芸用培養土でも問題ありません。当店の花ひろば培養土(鉢植え専用用土) もおすすめです。
水やり
根が浅く張るので水切れに注意が必要です。基本的には土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えてください。特に、開花期や果実の肥大期は水切れを起こさないよう注意が必要です。
肥料のやり方
3月、6月、10月に有機質肥料を若干多めに与えますおすすめは「ブルーベリーがおいしくなる肥料」です。果実がつくようになったら、カルシウムとカリウムが多く必要とされるので、冬期に苦土石灰などを土壌にすぎ混んであげてください。
剪定方法
剪定の適期は2~3月頃です。高さ50~80cmで切り詰めて、基本となる主枝を3~4本ほど出して形を整えていきます。徒長枝や込み合っている枝など不要な枝は間引き剪定してください。
その他豆知識
【人工授粉の方法】
午後4時頃から夕方にかけて開花が始まります。1つの花に雌しべと雄しべがあり、雌しべが先に熟し、後に雄しべから花粉がでます。蕾が開きかけた雌ステージの頃に雌しべが受粉可能になっているので、既に咲いている雄ステージの花の雄しべからやわらかい筆などで花粉を採り、雌ステージの花の雌しべの柱頭につけてやります。湿度が高いほうが着果率が高いそうです。花粉は冷蔵庫で保存すれば2~3日はもちます。受粉後2週間もすれば幼果が膨らんできます。
病害虫の予防法
特に気になる病害虫はありません。
育て方のまとめ
日当たりの良い、夏は涼しく冬は暖かい場所で管理してください。耐寒性はマイナス2度前後までありますが、生育適温が18~25度前後になります。最低気温が15度以上の時期は戸外で、30度を超えるような日は涼しい室内に取り込んでいただくと安心です。冬は最低温度5℃以上が保てる日当たりのよい場所で様子をみてあげてください。また、本来大木になる木なので鉢植えでの管理がおすすめです。
また、チェリモヤは受粉樹は不要ですが、雌雄異熟花なので人工授粉をしていただく必要があります。1つの花に雌しべと雄しべがあり、雌しべが先に熟し、後に雄しべから花粉がでます。蕾が開きかけた頃に雌しべが受粉可能になっているので、既に咲いている花の雄しべからやわらかい筆などで花粉を採って、雌しべの柱頭につけてあげます。花粉は冷蔵庫で保存すれば2~3日はもちます。