Ficus erecta
一本で実がつく両性品種
イヌビワは基本的に雌雄異株ですが、こちらの品種は珍しい両性株です。実は赤く、鈴なりに実ります。一応食用も可能ですが、おいしくないです。イヌビワは関東以西本州、四国、九州、沖縄にかけて分布する落葉低木樹です。名前に「ビワ」とついていますが、実際には「いちじく」の仲間で、果実のつき方や見た目も、イチジクに似ています。果実は熟すと黒紫色になり、そのまま食べることもできますが、あまりおいしくありません。そのため、観賞用として小さな果実を楽しんでいただくことをおすすめします。また、イヌビワコバチと共生関係にあり、受粉の手助けをしてくれるため、イヌビワコバチがいない環境では実がつきません。(雌雄異株です)樹皮は白っぽく、秋には葉が黄色く色づき黄葉を楽しめます。寒さにはあまり強くないので、寒冷地では鉢植えでの管理をおすすめします。